今月の写真

●このコーナーでは、私の撮った写真を掲載しています●

水平線


☆この写真は、2025年4月27日の早朝に白川ダム湖に行ったときの水没林です。
 最近、地方紙でもなんどか取り上げられ、一昨日もライトアップされている写真が載っていました。たしかに、湖のなかに樹々が生えているように見えるから不思議な風景です。
 この白川ダム湖は、飯豊山から流れ込む大量の雪解け水で満水になり、毎年4月上旬から5月中旬まで、このような風景を見ることができます。これらの樹々はほとんどがシロヤナギで、だから1〜2ヶ月ほど根が水で沈んでも平気です。
 このダムは、10年以上の歳月をかけて昭和56年に完成したもので、洪水などの自然災害を防いだり、また田植えなどに必要な水を確保するためにも必要です。
 ということは、田植えの時期になると、水が放水されるので、樹々は水がひけて、大地があらわれ、普通の風景に戻るのです。
 ですから、この白川ダム湖の水没林は、期間限定の春の風物詩でもあります。私も、ここ数年は毎年この時期になると見に行き、かえりの菅沼峠で「アカメイタヤカエデ」を見るのが恒例になっています。
 今年も5時15分ごろに自宅を出発し、ここ白川ダム湖を見下ろすところで朝食のパンを食べて、9時から始まるNHK「日曜美術館」の放映に間に合うように帰ってきました。
 とくに今年は大雪だったこともあり、飯豊山は真っ白で、たしかこの雪のおかげで水涸れもなく、田畑が潤うので、飯が豊になる山という意味で、名づけられたと聞いたことがあります。高校生の頃、山岳部だったので、なんどかこの飯豊山に登ったことがありますが、登山口までの距離があり、公共交通機関だとそれだけで大変でした。


(2025年4月27日撮影)


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