12.小町山自然遊歩道便り

●小町山自然遊歩道の今(2026年7月1日 現在)をお知らせします●

水平線

☆小町山自然遊歩道便り

 このコーナーでは、小町山自然遊歩道の今をお知らせしています。

 今年も早いもので、今日から残り半分の折り返しです。まさに月日の経つのは早いと感じます。
 遅咲きのシャクナゲもほとんど咲き終わり、初夏の花があちこちで咲いていて、6月20日には気象庁から梅雨入りが宣言されました。ところが、先週から今週にかけては、ほとんど雨も降らず、明日辺りから雨の予報が出ています。
 小野川温泉では、ほたる祭りのメインイベントが7月4〜5日ですので、そのときには晴れてほしいと思ってます。この梅雨時だからこそホタルも飛ぶのですが、足元が悪いと、ほたるを見に来る方は少なくなります。
 今、一番咲いているのは「ホタルブクロ」で、「オカトラノオ」も咲き出しました。参道の両脇には「ネジバナ」も咲いています。
 神殿前の「キンシバイ」はだいぶ咲いてますが、この花は9月の末頃まで咲いているので、とても開花期が長く、黄色い花ということもあり、大黒さまと縁もありそうです。だいぶ前に、中国雲南省でキンシバイの雄しべが長く伸びるタイプを見つけたことがあります。ちょっと実にはビョウヤナギみたいですが、花のつくりはキンシバイです。
 これからは、エゾアジサイやガクアジサイなども咲きますが、雨が降ったときなどは小町山自然遊歩道も滑りやすくなるので、十分気を付けて歩いてください。
 私は、雨が降らなくても、長靴を履くときがありますが、これも滑らないようにとの配慮です。どうしても、花が咲いていると、下を見ているうちはいいのですが、上を見上げて歩くと、つまづく場合があります。
 また、クマなどの野生動物についてですが、今年の5月末に中禅寺湖の千手が浜に低公害バスに乗り換えて行きました。その出発地の赤浜にあるネーチャーセンターでクマに関する情報を聞くと、立場上、いないとは言えないので、「気を付けてください」といつも話しているということでした。
 たしかに、野生の動物たちはほとんど見ることもないとはいっても、いつどこからやって来るかはわかりません。したがって、ここ、小町山自然遊歩道を歩くときにも、しっかりと周囲を見渡しながら、気を付けて歩いてください。

 (今回の写真は、6月27〜30日に撮影しました。)


参道のキンシバイ

キンシバイと神殿

普通と雄しべの長いキンシバイ

ホタルブクロとオオバギボウシの花

斑入りミズヒキとドクダミの花

トチバニンジンの青実

ヤマオダマキ

オカトラノオ

マタタビの花

エゾアジサイ

ガクアジサイ「くれない」

ヤマアジサイ「七段花」

ドクダミの花

八重咲きドクダミ

五色ドクダミ

アサギリソウ

クリの雌花と雄花

ムラサキシキブの花

水平線

※小さな花々も大切に!

 草木にも人間と同じ生命があります。一粒のタネが地面に落ち、やがて季節が来て芽生え、成長し、花開き、実を結び、そしてついには枯れて土に戻っていきます。このすばらしい自然の環を大切にしなければならないと思います。まさに人をいたわると同じ気持ちで……。
 そして、植物と仲良くなるには、先ず植物の名前を覚えることです。名前は単なる符牒にすぎないという人もおりますが、その背景には、必ず人間との深い関わり合いがあり、結構面白いものです。ある文人は、「植物名は、短い形式の文学だ」といいましたが、私も全くその通りだと思います。

水平線

☆小町山自然遊歩道について

 小町山自然遊歩道は、昭和59年より作りはじめ、今現在も仕事の合間をみて作業を続けています。植裁の中心は、なんといっても石楠花(シャクナゲ)で、日本ツツジ・シャクナゲ協会を初めとする全国各地の愛好者による献木が多く、日本や世界のシャクナゲなど370種類、6,000本が植えられています。そして、300種類をこす山野草も、なるべく自然のままに植付けられており、いつでも楽しめます。
 ここには、まだ非公開ですが、私が世界各地より収集したシャクナゲの原種を植え込んだ「The Rhododendrons Species Section」があり、この充実にもつとめています。

タイトル画面へ戻る