12.小町山自然遊歩道便り
●小町山自然遊歩道の今(2010年 7月 1日 現在)をお知らせします●
☆小町山自然遊歩道便り
このコーナーでは、小町山自然遊歩道の今をお知らせしています。
今は梅雨の時期で、晴れないと写真も撮れません。ときには、カサを差して撮るのも風情がありますが、いつも水滴の付いた写真だけでは、つまらないものです。
ここ1週間ほど、ほぼ毎日降っていますが、ときどき晴れ間のこともあります。いつもは更新の前日に撮るのですが、昨日はほとんど雨降りで、とうとう写真は撮れませんでした。
ところが、今日の更新の日の午前中に晴れたので、さっそく写真を撮ってきました。ところが、午後2時以降はすごい雨降りで、やはり梅雨の時期だと思いました。
シャクナゲの新芽も急速に伸びて、白い綿毛が水滴でキラキラ輝いて見えます。この新芽の状態もいいもので、遠くから見ると、緑の中に白っぽい新芽が立って見えます。
ここ小町山自然遊歩道では、あまり植物の殺虫殺菌などの消毒はしないようにしていますが、植物によっては病気に弱いものもあり、必要最小限のことをしています。
また、肥料などもやりますが、これも必要なときだけで、一般の公園のような管理はしていません。つまり、あくまでも自然の状態に近づけようとしているのです。
ところが、このような姿勢が裏目に出ることもあり、ここに掲載しました「カキラン」がだいぶ抜き取られたことがあります。もちろん、カキランも植えたのですが、花を盗むような人は自分を正当化するためにもともと自然に生えていたと考えるようです。もちろん、自然に生えていたとしても、そこは他人の土地ですから、勝手に抜き取って悪いことは当たり前です。でも、それを山菜並みに考えて、自分を少しでも悪く思いたくないのでしょう。
もちろん、ここ小町山自然遊歩道は、多くの人たちに自然のすばらしさを感じてもらいたいから、なるべく放任状態にしているので、管理の手抜きをしているわけではありません。この趣旨をご理解いただき、絶対に山野草の採取や野生動物などにいたずらなどしないようにしてください。
たまに野生のカモシカなどが出ます。これも驚かさなければ大丈夫です。サルは人が近づいただけで逃げていきます。ただ、子どもさんや女性の方は、気をつけてください。
それが自然ですから、十分気をつけながら小町山自然遊歩道を楽しんでください。
また、左のようなリーフレットを準備していますので、拝受品授与所にもぜひお回りください。
(今回の写真は、7月15日に撮影しました。)
 神殿前のキンシバイ |  キンシバイ |
 キキョウ |
 カライトソウ |  アジサイ |
 イワタバコ |
 オカトラノオ |  ヨウシュヤマゴボウ |
 カキラン |
 カタバミ |  ヤマオダマキ |
 ナツツバキ |
※小さな花々も大切に!
草木にも人間と同じ生命があります。一粒のタネが地面に落ち、やがて季節が来て芽生え、成長し、花開き、実を結び、そしてついには枯れて土に戻っていきます。このすばらしい自然の環を大切にしなければならないと思います。まさに人をいたわると同じ気持ちで……。
そして、植物と仲良くなるには、先ず植物の名前を覚えることです。名前は単なる符牒にすぎないという人もおりますが、その背景には、必ず人間との深い関わり合いがあり、結構面白いものです。ある文人は、「植物名は、短い形式の文学だ」といいましたが、私も全くその通りだと思います。
☆小町山自然遊歩道について
小町山自然遊歩道は、昭和59年より作りはじめ、今現在も仕事の合間をみて作業を続けています。植裁の中心は、なんといっても石楠花(シャクナゲ)で、日本ツツジ・シャクナゲ協会を初めとする全国各地の愛好者による献木が多く、日本や世界のシャクナゲなど370種類、6,000本が植えられています。そして、300種類をこす山野草も、なるべく自然のままに植付けられており、いつでも楽しめます。
ここには、まだ非公開ですが、私が世界各地より収集したシャクナゲの原種を植え込んだ「The Rhododendrons Species Section」があり、この充実にもつとめています。
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