Guest Room

ここは、みんなの広場です。多くの投稿をお待ちしております。・・・・・
水平線

 ここは、みんなの広場です。特に、シャクナゲの好きな人は大歓迎です。
 今、思っていることや考えていること、そして学術的な原稿まで、なんでも受け付けます。 いわゆる投稿欄を少し拡大したような役割を持たせたいと考えていますので、よろしくお願いします。
 ただし、責任を持って発表していただきたいので、住所、氏名、肩書き等も書き添えてください。 受付順にこの「Guest Room」に発表します。
 原稿の送付は、下記の「手紙」ボタンを押してください。



 最近、迷惑メールが多くなってきたようです。私のところでも、毎日50〜60通もの迷惑メールを削除するのが日課になってしまいました。
 そこで、たいへん残念ですが、個人名をフルネームで記載するのをやめ、県名も載せないことにしました。もし、不都合な方は、ご連絡をいただければその指示通りに掲載させていただきますのでご了承ください。



☆西国三十三所 ご開帳がおこなわれています (関谷良寛 2010.03.10)

 2010年2月16日、東京汐留のパナソニック電工汐留ミュージアムで開催されている『木田安彦の世界』を見てきました。
 そのおりに、平成22年5月31日まで西国三十三所のご開帳がおこなわれていることを知りました。右の写真はそのパンフレットです。
 この西国三十三所観音巡拝は、滋賀県で全国大会があったときに山梨の中部大会にも参加するため、その間を利用してまわったことがあります。ここはとても歴史的にも古く、約1,000年ほど前からおこなわれているそうです。
 昨年まで、4年間かけて坂東三十三所観音を巡拝しましたが、すごくいい気分でした。昔の人たちが歩いた巡拝の道を自分も1歩1歩歩いていると、なぜかゆったりと時間が流れ、満ち足りた気分になります。
 もし、そのような機会があれば、ぜひ皆さまも体験してみてください。
 今までと違う自分を発見するかもしれません。
 この西国三十三所の特別ご開帳は、平成21年9月1日から平成22年5月31日までおこなわれており、結願法要は平成22年5月31日(月)に西国第8番札所の奈良県長谷寺でおこなわれるそうです。ただし、この期間中でも、ご開帳の日程は各寺院で違うようなので、確認してからお参りしたほうがいいようです。



☆世界ラン展日本大賞2010に行ってきました! (関谷良寛 2010.2.25)

 2010年2月15〜16日、東京ドームで開催されている世界ラン展日本大賞2010に行ってきました。
 ほぼ毎年行ってはいるのですが、今年で20周年だそうです。15日はほぼ1日かけてゆっくりまわり、翌日はパナソニック電工「汐留ミュージアム」で開催されている「木田安彦の世界」や昨秋新装オープンした根津美術館などを見て歩きました。
 もちろん目玉はラン展です。その会場で写真を撮るために、少々重いけれどデジタル一眼レフを持ち、換えのマクロレンズまで持って行きました。それでも、ただ軽さだけで選んだSONYのDT30mm F2.8 Macro SAM を初めて使ってみました。本当に軽くて、重さがたったの150グラムです。これだと登山のときでも楽々に持って行けます。
 東京ドームで撮ったランの写真を下に掲載しましたが、接写のほとんどがこのマクロレンズです。さて、描写力はいかがでしょうか。


世界ラン展会場

日本大賞デンドム'ロングウェル'

リンコスティリス 'Rainbow Shower'

野点

ホームランのディスプレイ

水に映る蘭たちのディスプレイ

カトレア 'Cosmo Roebling'

デンドロビューム 'Happy Field'

パフィオペディラム 'Keiko'



☆(独) 医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター存続と活用について(2010.2.4 要望)

 ある薬学関係の方から次のような要望書をいただき、読ませていただきました。
 私もその通りだと思い、ここに掲載させていただきます。関心のある方は、ぜひ、メールをお願いいたします。

 (独)医薬基盤研究所薬用植物資源研究センターが厚生労働省内部の事業仕分けチームにより廃止の対象として検討されています。
 しかし(独)医薬基盤研究所薬用植物資源研究センターが事業として行っている、薬用植物の資源保護・系統保存、栽培・育種研究は、日本の漢方生薬製剤の品質確保の上で現在も未来も、国民医療・衛生の確保にとって非常に重要な事業・研究です。センターが無くなれば、日本国内でこれらの研究や事業を行っている主要研究施設が無くなることになり、それは、良質・有効な漢方生薬製剤の品質の危機であり、国民医療・衛生の危機であります。
 さらに、現在、漢方生薬製剤の原料生薬は中国をはじめとする東南アジア諸国からの輸入に依存しています。しかし、近年の国際情勢は非常に厳しく研究目的であっても生物資源算出国からの生きた植物やDNAなどの移動の制限などが実行されるのも時間の問題と言われております(COP10におけるABSの批准)。現在までに日本の国内に入っている生きた資源植物はいわば何物にもかえがたい宝であります。これらを大切に栽培、系統保存することはこれからますます重要であり、むしろ国内に散在する他の薬用資源が失われる前に、ここに集中管理して活用できるよう整備することが肝要と考えられます。
 上記のような理由から、(独)医薬基盤研究所薬用植物資源研究センターを存続・発展してさらに活用されるよう要望します。



☆「吉野健太郎 絵手紙展」を見てきました! (関谷良寛 2010.1.25)

 2010年1月16日に米沢市内のギャラリー金池で開催されている「吉野健太郎 絵手紙展」を見てきました。
 吉野さんは1日1枚描き、それを投函し続けて19年(6,940日)になるそうです。それだけでもすごいことなのに、こうして展示会をするのですから、たいしたものです。
 今回の「絵手紙展」のご案内状に、「インターネット上に昨年の展示について載せて頂き感謝です」と添え書きがあり、恐縮してしまいました。
 このご案内状に掲載されていたのが、この右の写真です。
 たしかに、「暗闇の中でもしっかりと物見えるそんな眼を私も持たねばと努力する 1月13日」とありますが、私もその通りだと思います。今年は寅年です。この寅という文字は、白川氏の『字統』によれば、「両手をもって矢がらの曲直を正す形である」と書かれていますから、弓矢の矢の曲がりをまっすぐにのばす形を表す象形文字です。
 弓矢の矢も曲がっていれば思わぬ方向に飛んでしまいますが、まっすぐであれば、必ず自分のねらったところに進むはずです。そういう意味で、今年は、やっていいことと悪いことのけじめをはっきりとさせ、決して軽薄な時代の流れに流されないようにしたいと思っています。
 その意味でも、このような暗闇の中でもしっかりと物見える眼を持ちたいものです。



☆白ザルが出没! (関谷良寛 2010.1.10)

 2010年1月8日と9日、吾妻の白ザルが自宅付近に出没し、テレビ局も取材されました。
 最初はなにごとかと思ったのですが、テレビカメラを持ったクルーが、口に手を当て、静かにしてというようなジェスチャーをされました。しかも、その脇に米沢白ザル会の会長さんがおられたので、すぐに近くに白ザルがいると直感しました。
 案の定、その望遠カメラの先に、コナラの枝先で遊ぶ白い小ザルがいました。すぐに20数年前に白ザルの写真に夢中になったことが思い出され、自分もカメラに望遠レンズを付けてそのショットを狙いました。何枚も白ザルの写真を撮ったのですが、実を言えば、白ザルだけでなく、小ザルそのものの大変かわいらしく、その写真も撮りました。
 ここにその何枚かを載せますが、畑で野菜などを食い荒らす困った野性のサルたちではありますが、小ザルはかわいいと率直に思いました。
 今年最初の記事が、白ザルからはじまりますが、なるべく多くのシャクナゲやツツジのことも載せたいと思います。みなさまのご協力をお願いいたします。


最初に撮った写真

白ザル(右が母ザル)

白ザル

野生のサル

野生の子ザルたち

野生の子ザルたち



☆クリスマスのお茶事! (関谷良寛 2009.12.25)

 2009年12月23日、シャクナゲ会のメンバーでクリスマスのお茶事をしました。この時期ですから、もちろん、年忘れの意味もあります。
 今回は最初から亭主役で、それぞれの担当を決め、炭手前、濃茶、薄茶、それから懐石の順に進めました。でも、正式なお茶事では、炭手前の次に懐石をいただくのですが、今回は午後4時からなので、懐石は夕食がわりにいたしました。
 ちなみに薄茶の写真がないのは、私が担当だったからです。
 そういえば、昨年も12月23日にしたのですが、亭主がかわると、もちろん道具組もまったく違ってきます。
 もし、興味があれば、昨年の道具組と下に掲載したものとを見比べてみてください。本当にお茶の道具って限りなく多いと思います。
 でも、こうして、今年もお茶を楽しむことができて、ほんとうにいい1年でした。


待合掛物(雪窓画賛)

炭手前

濃茶点前

菓子「山茶花」器 漆桶

唐津井戸茶碗(西岡小十作)

萩焼(12代陶兵ヱに荒川豊蔵絵付)



☆名残のお茶事! (関谷良寛 2009.12.10)

 2009年10月17日、名残のお茶事に招かれ、行ってきました。
 お茶の世界では、風炉から炉に変わるのが立冬のころ、今年は11月7日でしたから、その前後に炉開きや口切りの茶事などをします。さらにその前の10月のころにするのが名残で、準備していたお茶も残り少なくなり、季節も秋になってきたので1年で一番侘びた風情が楽しめる季節でもあります。
 だから、この季節ならではの道具が、「やつれ風炉」や「鉄の前欠き風炉」です。この風炉の灰は丸く押さえ掻上げとよぶ縦の筋を入れますし、床の花も残花などあまり使わないものも挿します。
 まずは、その時の写真を下に載せますので、その名残のお茶事の雰囲気だけでも感じていただければと思います。道具も、どちらかというと侘びのあるものが多かったのですが、亭主のお好みもあり、少し華やかなものも取り合わせてありました。
 ちなみに、私は招待されたものとばかり思っていましたが、人手の都合もあり、急遽、濃茶のお手前をさせられてしまいました。
 また、お薄は軽やかな立礼席で、お菓子の取り合わせも雅味があり、とても楽しい1日を過ごすことができました。


筒雲龍文釜、風炉梅花(寒雉造)

「花月」大徳寺435世大綱和尚

茶碗、柿の蔕

お薄席

お薄菓子「焼いも」(たねや製)

伝仁清の茶碗



☆裏磐梯の秋! (関谷良寛 2009.11.10)

 2009年10月29日に西吾妻スカイバレーを越えて、裏磐梯に行ってきました。
 目的は早朝の曾原湖の風景を撮ることで、朝の午前4寺前に自宅を出ました。現地に到着したときには、まだ暗く、しばらく車の中で仮眠を取りました。まだ暗いうちから懐中電灯をつけながらカメラをセッティングしている様子が見られました。おそらく撮影ツアーらしく、場所取りをしているようです。私はうとうとしながら、湖のそばでうたた寝をしていました。
 少しずつ明るくなり、曾原湖に霧が立ちこめる頃になるとあちらこちらでカメラのシャッター音が聞こえて来ます。この湖は、長さ約1.5km、幅約0.4kmで、周囲は約3.5kmだそうです。このこじんまりした湖に小さな島がいくつかあり、それが霧の中で浮き立ちます。それが人気の一つでもあります。
 朝日の出るまでここで根張り、それから毘沙門沼に向かいました。そこから自然遊歩道を歩き、何枚か写真を撮り、また駐車場に戻り、次に小野川不動滝に行きました。じつはここは小野川温泉とよく間違えられるところで、小野川温泉に泊まる予定のお客が間違えて裏磐梯の小野川湖温泉に行ったということもあります。
 小野川不動滝は、ここ小野川湖温泉からさらにグランデコリゾートスキー場のほうへ行き、その手前から左の細い道を進むと駐車場が見えてきます。そこに車をとめ、すぐわきの鳥居をくぐり、しばらくミズナラの林を歩くと急な階段があり、そこを上り、さらに平坦な道を進むと滝の音が聞こえてきます。人にもよりますが、約15分ほどです。
 すでに、紅葉も終わりに近く、ちょっと残念でしたが、水量も豊富で、滝の姿も良く、写真を撮るには条件も良かったようです。この小野川不動滝の水源は、日本100名水のひとつである小野川湧水だそうです。
 そこから檜原湖に戻り、裏磐梯高原から猫魔のほうを通り一周し、早稲沢から西吾妻スカイバレーを越え、帰宅しました。下に掲載した錦平から見た風景は、帰りのときに撮ったものです。今回は、図らずも10月に3度、同じところで同じ構図で撮ったことになります。


曾原湖の朝

毘沙門沼と紅葉

小野川不動滝

コマユミ(毘沙門沼付近)

檜原湖の紅葉

錦平から見た風景(10月29日)



☆西吾妻スカイバレーの紅葉! (関谷良寛 2009.10.25)

 2009年10月15日に西吾妻スカイバレーの紅葉を見に行ってきました。
 今年の紅葉は、台風が少なかったのであまり葉が傷まず、いいという話しでしたが、それほどでもないと思いました。西吾妻には今月5日にも行ったのですが、このときはまだ早く、ちょうど10日後に行ったことになります。この日は天気も良く、おそらく一番紅葉のきれいに見える日だったのではないかと思います。下に錦平から見た紅葉の様子を載せましたが、10日間でこのように変化したことになります。
 午前6時30分ころに出かけたので、まだ谷間は日陰で、そのときに見つけたのがたわわに実ったヤマブドウです。先ずは太陽が射す前の写真を撮り、それから太陽が山際から顔を出すのを待って撮りました。その場所が道路のすぐわきだったのですが、朝早い時間帯は車もほとんど通らず、道路の真ん中に三脚を据えて撮ることができました。
 ちょうど錦平では、雲間から太陽が射す瞬間の写真が撮れたので、もう、大満足でした。その微妙な写真は小さくてはわからないので、ここには載せませんでしたが、この日はその後青空になり、偏光フィルターが必要でした。
 ここは11月中旬になると前面通行止めになりますが、その前でも道路が凍結の恐れがある場合には夜間通行止めになることもあります。もし通行する予定のある方は、事前にお確かめください。
 この後で、時間があればハクサンシャクナゲの自生するところにも行きたかったのですが、午後から予定があり、ちょうどお昼には帰宅しました。


錦平から見た風景(10月5日)

錦平から見た風景(10月15日)

ダケカンバなどの黄葉

道路沿いの紅葉

七曲がりから磐梯山や檜原湖遠望

たわわに実ったヤマブドウ



☆春日山林泉寺を訪ねました (関谷良寛 2009.10.10)

 2009年9月25〜26日と研修旅行があり、福島県や新潟県を訪ねることができました。
 そのときにお詣りした上越市の春日山林泉寺の惣門と山門が右の写真です。多くの方から、今年はNHK大河ドラマ「天地人」でここは混んでいるとお聞きしていましたが、この日は少ないようで、ゆっくりとお詣りできました。
 この写真の惣門は、上杉謙信公によって春日山城から移築されたもので、パンフレットによれば「往時を今に伝える唯一の門」だそうです。さらに右奥に見える山門は大正時代に再建されたもので、春日山と書かれた大きな山号額が掲げられていました。
 今回、ご一緒した方のなかに、ここ春日山林泉寺の記念事業にライオンズクラブ活動の1つとしてご寄付されており、しっかりとお名前が掲げられていました。
 そういえば、ここ上越市は、「謙信公が結んだきずな」として米沢市と昭和56年10月7日に姉妹都市を結んでいて、さまざまな交流を行っています。特に今年は「天地人」つながりで、相互交流も盛んに行われました。
 これらは、一過性としてではなく、今後ともさまざまな形で実ることを願いながら下山しました。



☆大雪山キバナシャクナゲ紀行 Part 4 (関谷良寛 2009.09.25)

 7月5日(日)、今日で北海道ともお別れです。ここ旭岳温泉にいると、目と鼻の先に昨日見たキバナシャクナゲの大群落があるのですが、ここから離れれば、いつまたあのキバナシャクナゲたちに会えるかわかりません。今年はたまたま残雪が多く開花が遅れたので満開に出会えたのですが、もし来年また来たとしても、会える可能性は半々です。それに天気が悪ければ、もうどうしようもありません。本当に今年はラッキーでした。
 昨日の疲れもあり、朝食は7時30分にしてもらい、ゆっくりと起き出しました。他の客は、もう出発したのもいて、静かでした。旭岳ロープウェイの始発は午前6時ですから、それに合わせて出発したのかもしれません。
 朝風呂に入り、身支度を調え、朝食を食べると、もう一度、旭岳を見てみたくなりました。そこで、荷物を宅急便で送ってもらうよう依頼し、みんなに先に出る準備などをしました。みんなに先に出ることを伝え、カメラを持って外に出ました。少し歩くと、ムラサキヤシオツツジが咲いていました。
 ロッジのご主人に聞くと、このムラサキヤシオが咲くとネマガリダケが採れるそうで、時間があると山に採りに行くのだそうです。昨日の夕食に出ていたものも、ご自分で採ってきたもので、なるべく地元の山菜を出すように心がけているとのことでした。
 その付近にはウコンウツギやアキタフキなどもあり、写真を撮りました。このアキタフキはロッジの食事にも山菜として出ましたが、少し大味で、大きければいいというものでもありません。道路の切り立った斜面の上に木姿のいいムラサキヤシオを見つけ上っていくと、その枝にミヤマハンショウズルが絡みついていました。ちょうど花盛りで、濃い赤紫色の花がたくさんついていました。これは本州の中部以北や北海道でしか見ることはできず、まさに深山の名前通りの植物です。
 そのあたりで数枚の写真を撮り、「ロッジ・ヌタプカウシペ」に戻りました。そこで、みんなで記念撮影をし、その後でロッジのご主人にも入っていただき、もし、また機会があれば訪ねたいと話しました。このロッジは、ご主人自らがおもしろい木々を使って内装を手がけ、とてもこぢんまりとした家庭的な雰囲気でした。聞くところによると、ときには山形からのスキー合宿もあるそうで、お世話になったお礼にサクランボなどが送られてくることもあるといいます。そのお返しに、地元の富良野メロンを送るのだとか、そのような話しを伺うと、お客さまとの気持ちの交流も感じられます。
 午前8時30分にここを出発し、旭川市のシャクナゲ愛好者の栽培場に向かいました。一昨日通った忠別ダムのわきを走り、まっすぐな道をひたすら旭川市を目指しました。旭川市内をぬけ、旭川鷹栖ICから道央自動車道に入り、ぴっぷスキー場近くのインターで下り、そこから約10分ほどで着きました。自宅は旭川市内にあるそうで、ここの栽培場まで片道30キロメートルほどもあるそうで、そこを毎日往復されているわけです。それを伺っただけで、シャクナゲに対する情熱の一端を垣間見たと思いました。
 ここに到着したのは午前10時30分くらいですから、2時間ほど走ったことになります。すぐ栽培場を見せていただき、その鉢数の多さにビックリしました。本当に、北海道の趣味家はすごいです。7月2日に見せていただいた方たちもそうでしたが、ここもそうです。たしかに土地の広さもありますが、その情熱がなければ、これだけの鉢数を栽培することはできません。何年か前に奥様のご病気の看病でここに通うことができず相当枯らしたということでしたが、それでもまだまだキバナシャクナゲの立派な盆栽がたくさんありました。これらキバナシャクナゲを見ただけで、北海道の栽培技術の高さがわかります。
 ここでは、みんなが気に入った苗を譲っていただいたり、さらにはアポイキキョウなどの地植え苗を分けていただき、まったく愛好者冥利に尽きます。私は自家実生のキバナシャクナゲ大株や千島産のエゾツツジなどを譲っていただきましたが、今のところ順調に育っているようです。この千島さんのエゾツツジは、普通のエゾツツジより立ち性で、盆栽作りには最適です。その大株に花が咲いた跡があり、それなどは見事な風格さえ感じられます。ぜひ、そうなるまで育てたいものです。
 お昼には、お寿司や手料理などでもてなしていただき、栽培の苦労話などもお聞きしました。今年はとくに5月まで寒さが続き遅霜で新芽がやられたとか、カラスが鉢のラベルをいたずらで抜いてしまうとか、同行した方たちの話しを交えながら、延々と続きます。食事が終わってからも、また栽培棚をのぞきに行ったり、珍しい苗を探したり、もう、時間がいくらあっても足りません。午後1時30分過ぎにやっと出発しましたが、その車の中でも、見せていただいたシャクナゲの話しで持ちきりでした。
 再び道央自動車道から札幌自動車道路を乗り継ぎ、新千歳空港に着いたのが午後5時10分でした。途中、砂川SAの外側にある「砂川ハイウェイオアシス」に立ち寄り、お土産などを買いました。この施設は高速道路を出ないでそのまま利用できるもので、北海道では初めてのものらしく、全国でも2番目ということでした。建物も立派で、お土産物の種類も豊富でした。この日はまた、例のETC割引で高速料金が1,000円で乗り放題とかで、なんか得したような気持ちですが、本当は税金で補填しているだけの話しです。
 新千歳空港の駐車場に車を駐め、すぐにそれぞれ出発カウンターで搭乗手続きをして、それから軽食レストランでコーヒーを飲みながら、今回のキバナシャクナゲを見る旅の最後のディスカッションをしました。
 この北海道大雪山の旅のリーダーは、シャクナゲの同じ仲間だから、「先ずは楽しくやろうよ!」と最初に話されましたが、その通りの楽しい時間を過ごすことができました。事故もなく、体調不良もなく、みんな元気に所期の目的を達成できたことに大満足の様子でした。しかも、両手には、北海道の仲間たちからいただいたシャクナゲや山野草の苗があります。これこそ、本当のお土産であり、この旅の記念品です。有意義な、何にも代え難い仲間たちとの共有時間は、ホントにあっという間に過ぎてしまいました。ここからは、一人は車で青森に帰り、二人は成田までいっしょでそれぞれに帰宅し、一人は札幌に泊まり翌日の飛行機で関空に飛び、もう一人は仙台空港から帰宅します。
 バラバラにこの新千歳空港に集まり、そして4日間、キバナシャクナゲや多くの高山植物を堪能し、そしてまた、バラバラに帰宅するのです。
 とくに、私の場合は、1本の間違い電話から始まったキバナシャクナゲの旅でしたが、どんなことがあってもシャクナゲの仲間はいいなあ!、と改めて思いました。1年に1度しか会わなくても、山ではお互いに助け合う親密な仲間です。食料を分けたり、水を分けたり、ともに食べ、ともに飲み合う仲間です。
 そして、それぞれにここ新千歳空港で別れました。

 次の週、7月11〜12日と山形県の担当で山形市蔵王温泉「蔵王四季のホテル」で第37回東北ツツジ・シャクナゲ研修会が開催されました。そこで、1人は仕事の都合で出席できなかったのですが、4人は再び会い、リーダーの写真を見ながら思い出を語り合いました。
 やはり登るのはとても苦しかったのですが、たった1週間でそれらがすべて楽しい思い出になっていました。


ロッジから見た旭岳

ロッジ・ヌタプカウシペ全景

参加者全員で記念撮影

ムラサキヤシオ(ロッジ付近)

ミヤマハンショウヅル

ウコンウツギ

アキタブキの花

広大な栽培場

栽培場

エゾツツジ(千島産)

斑入キバナシャクナゲ

斑入ヒカゲツツジ

ピンク花斑入エゾウラゲハクサン

R.keleticum(自家実生)

エゾツツジの花



☆日光植物園に行ってきました! (関谷良寛 2009.09.10)

 8月17〜18日と1泊で日光に行ってきました。目的は通称「日光植物園」(正式には東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園)の植物観察です。
 まず、17日午前7時30分ちょうどに自宅を出て、東武日光駅に着いたのが11時30分でした。そこから、「ひしや」で羊羹を買おうと思い店先まで行ったのですが売り切れ、また東武日光駅まで戻るとマイカー組がもう来ていました。そこで電車組と落ち合い、昼食を食べてから植物園に行きました。夕方まで植物観察をし、それから、宿泊する中禅寺湖畔にある日光レークサイドホテルに行きました。このホテルは明治27年に創業したという由緒あるホテルで、平成14年には日光湯元温泉の源泉を引いた「湖畔の湯」もあります。だいぶ前のことですが、1度だけここに泊まったことがあります。
 まだ夕食には早いということで、竜頭の瀧に行き、その周辺を散策してきました。食事はフランス料理で、ゆっくりといただき、植物の話しも次々と話題に上り、楽しいひとときを過ごしました。そして、食後は、パソコンで植物写真を見せていただき、瞬く間に深夜12時となり、お開きになりました。
 翌日は午前8時に朝食を食べ、9時にホテルを出発し、半月山展望台に行き、それから戦場ヶ原から湯の湖、そして光徳牧場でおきまりのソフトクリームを食べました。そして、いろは坂を下り、また日光植物園で友人と待ち合わせ、それから割烹の「高井屋」で昼食にしました。
 ここの湯葉料理は絶品で、湯葉だけにこだわらないところもよく、いかにも懐石料理という感じの品数でした。以前「割烹 与多呂」や「恵比寿家」でも食べたことがありますが、ここは最初から最後まで湯葉尽くしでしたが、なにごともほどほどが良いと思いました。
 それから、また植物園に戻り、午後4時20分に東武日光駅で別れ、鬼怒川から田島を通り、会津若松や喜多方を抜け、自宅に戻りました。


正門のアズマシャクナゲ

庁舎前のホソバシャクナゲ

庁舎わきのタマアジサイ

レンゲショウマ

キレンゲショウマ

フシグロセンノウ

ミソハギ

エゾミソハギ

アメリカハックレンの実

アシタカジャコウソウ

アシタカジャコウソウ

ニッコウアザミ



☆大雪山キバナシャクナゲ紀行 Part 3 (関谷良寛 2009.08.25)

 7月4日、昨夜は雨だったので、少し心配しながら目覚めました。部屋のカーテンを開け、外を見ると少し霧がかかってはいるけれど、まずまずの天気でした。
 朝食は午前7時なので、それまでに出発の準備をして部屋で待ちました。朝食を食べ、「ロッジ・ヌタプカウシペ」を出たのが午前7時30分、旭岳ロープウェイまでは歩いても10分程度ですが、帰りのことも考えて、車で出発しました。無料駐車場は、ほぼ満車でしたが、有料駐車場はガラガラです。しかも、旭岳ロープウェイの真ん前ですから、7時45分には乗ることができました。
 ロッジの方に伺うと、始発は超満員だが、その後は比較的ゆったりと乗れるそうで、このときも座席に座ることができました。
 旭岳温泉の標高は1,100m、5合目の姿見駅の標高1,600mで、これを歩くとすれば2時間30分ほどかかるそうです。それを、たったの10分で行くのですから、楽なものです。姿見駅を出るとそこは旭岳の正面です。この旭岳の標高は2,291m、昨年までは2,290mとされていたのですが、国土地理院 により2,291mに改定されたばかりです。そして、大雪山連峰の主峰であるだけでなく、北海道の最高峰でもあります。今も活火山で、しきりに噴煙を上げています。先ずは、この姿見の駅前で記念撮影です。
 この姿見の駅でもらったパンフレットによれば、このあたりを1周すると約1時間程度の散策になるそうで、さらに旭岳山頂へは登山装備も必要ですが2時間30分はかかるそうです。登山靴のヒモを締め直し、まずは第1展望台から右へ迂回し、雪渓を上り、5合目の姿見展望台に向かいました。そこでもう一度記念撮影をし、私だけはここに残り、みんなは旭岳を目指して登りました。
 というのは、私の目的はただ一つ、キバナシャクナゲを撮ることです。今年は幸いにも残雪が多く、例年なら6月下旬に満開なのに、ちょうど今が満開でした。花は、いつでも写真が撮れるわけではなく、咲くときも咲かないときもあれば、天気にだって影響されます。屋久島のヤクシマシャクナゲは10年に1度しか大開花はないそうですが、ここだって、あと、いつ来れるかも、いつ咲くかもわからないのです。
 だとすれば、今、この目の前でキバナシャクナゲが満開に咲いているのですから、ここで腰を落ち着けて撮りたいのです。レンズを交換し、偏光フィルターを付け、ピントをしっかり合わせ、風や雲の動きを待ってシャッターを押す、そのためには時間が必要です。だから、ここに残りました。旭岳は、ほぼ確実にいつでもあるでしょうから、またの機会に登ることもできます。キバナシャクナゲの季節だけでなく、秋の紅葉でもいいわけで、いわば来る機会があれば、登れると思います。
 みんなと別れたのが午前9時20分ごろ、そこからはまったくの個人行動です。姿見の池周辺コースだけでなく、裾合平へも途中まで行きました。やはり、残雪が多く、なんども雪渓を横切りました。それでも、いつもは登山道しか歩けないのに、雪渓があれば少しぐらいは雪渓の上を歩くことができ、大きく迂回することもできます。その雪渓の上から、雪が融け顔を出したばかりの山野草などを望遠レンズで撮りました。もちろん、キバナシャクナゲも同じです。
 そのとき、監視員が近づいてきて、今朝、ヒグマの足跡を見たので注意するようにとのことでした。ある人に、本州のツキノワグマは人の気配に気づくと逃げるけど、ヒグマは逆に餌だと思って近づくと脅かされたりもしたけれど、やはりヒグマは恐いものです。だとすれば、いくら鈴を鳴らしながら歩いていても、ダメということです。
 しかし、このときは、キバナシャクナゲを撮りたいという気持ちの方が勝っていました。「はい、気をつけます!」といい、そのまま写真を撮り続けました。
 いいロケーションのところにくると、何枚も何枚もシャッターを切ります。今回は画像を記録するコンパクトフラッシュを16GBを2枚、8GBを3枚持ってきています。単純に計算しても、13,000枚は撮れます。昔の36枚のフィルムだと、360本分以上もあるわけです。これぐらいあれば、まさに撮り放題です。ダメなものは、自宅に帰ってから削除してもいいし、それも資料として保存してもいいし、後からゆっくり考えればいいだけの話しです。
 気づいたら、もうお昼を過ぎていました。まったく夢中で撮り続けていたようで、それだけキバナシャクナゲが満開に咲いていたということでもあります。
 姿見の池付近の第5展望台のところまで戻り、12時30分ころにお昼を食べました。朝にロッジでつくってくれたおにぎりですが、それだけでとても美味しく、キバナシャクナゲの群落を見ながらほおばりました。いわば食事のデザートがこれらの風景で、ゆったりした気分を味わいました。
 昼食が終わると、他の人たちがいつ旭岳から下山してもわかるように、その登山道から離れずに写真を撮りました。
 午後2時ころ、上の方から手を振るのが見えました。まずは無事に下山したことを喜び、山頂付近の話しを聞きました。上の方にもキバナシャクナゲがあったらしく、この大雪山の最高峰である旭岳に登れた満足感が感じられました。
 もう1度、姿見の池で記念撮影をし、第4展望台からすり鉢池と鏡池を見て、第3展望台から第1展望台へと進み、姿見駅に戻りました。途中、少しだけ裾合平のほうへも行ったので、下山のロープウェイは午後3時30分でした。朝と同じように10分程度で着き、そのまま駐車場からロッジまで移動しました。リックを下ろし、登山靴を脱いで時計を見たら、午後3時50分でした。
 それから露天風呂に入ったり、先ほどまで見てきたキバナシャクナゲなどの話しをしているうちに夕食になり、地元産の食材はもちろん美味しかったのですが、とくに食後の地元産のメロンがとても美味しくいただきました。そこで、何人かが、その生産者を聞き、後で送ってもらうことにしました。そして、ロッジの名前になっている「ヌタプカウシペ」というのは、アイヌ語で大雪山のことで、もともとは「川がめぐる上の山」という意味だと聞きました。そういえば、この大雪山系は石狩川と十勝川の2つの大河の源となっていて、なるほどと納得しました。ここのご主人は山にも詳しく、いろいろなことを教えてもらいました。一人でも宿泊可能ということですから、また、大雪山に来るときにはぜひ泊まりたいと思いました。
 それから部屋に戻り、今日一日の行程をノートに記し、登山用具などを段ボールに詰め、翌日に宅急便で送ってもらう準備などをしました。明日からは平地の移動ですから、必要のないものがたくさんあります。それでも、靴は登山靴しか持ってきていないので、これを履くしかありません。さらに三脚などを詰めると、ボール箱はいっぱいになりました。
 そして、早めにベットに潜り込み、持ってきた講談社+α文庫の『歴史を変えた「旅」と「病」』濱田篤郎著などを読みましたが、それでもなかなか寝付けません。無理して目をつむっても、今日、先ほどまで見ていたキバナシャクナゲの大群落がパノラマのように目に浮かび、やっぱり眠れませんでした。


旭岳ロープウェイ

姿見駅から見た旭岳

キバナシャクナゲと旭岳

エゾコザクラ

エゾノツガザクラ(第2展望台付近)

キバナシャクナゲ(第2展望台付近)

チングルマ(第2展望台付近)

キバナシャクナゲ(第2展望台付近)

キバナシャクナゲと噴気孔

キバナシャクナゲ群落(姿見の池近く)

お花畑(第4展望台付近)

すり鉢池と旭岳

キバナシャクナゲと雪渓

キバナシャクナゲと雪渓

キバナシャクナゲと雪渓

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ大群落で記念撮影



☆大雪山キバナシャクナゲ紀行 Part 2 (関谷良寛 2009.08.10)

 富良野岳(1,233m)から分岐まで戻り時計を見ると、午前9時でした。ここまで登る途中で朝食は食べましたが、ここは視界も広く、大きな石もあり、休むにはいいところです。そこでおやつや水分を取り、しばし休憩しました。
 その付近にミヤマキンバイのような花があり、よく見ると少し違うようなので、監視員が登ってきたので聞いてみると、「メアカンキンバイ」とのことでした。初めて見るもので、何枚か写真を撮りました。見たところ、ミヤマキンバイなどより、花色は濁りのない黄色のようです。
 先ほどまで降っていた霧雨も晴れたので、カメラのレンズも取り替え、これから登る三峰山(1,866m)への準備をし、出発しました。今回は長時間歩くことを考え、レンズは二本しか持ってきませんでした。1つはVario Sonnarの16-80mm(35o換算で24〜120mm)でいつも標準レンズとして使っているものです。そしてもう1つはDT 55-200mm(35o換算で82.5〜300mm)で、これは今年の6月25日に発売されたばかりのもので、もちろん約305gという軽さで選んだのですが、最大撮影倍率も0.29倍あり、マクロ撮影にも使えそうだと考えました。結果的には、登山道から高山植物を撮らざるを得ない場合が多く、この望遠レンズはとても役立ちました。それと、フードが長いので、少々の雨でもレンズ面は濡れずにすみました。
 少し下りはじめると、またまたイワウメの大群落がありました。もちろんキバナシャクナゲもところどころにあり、群落になっているのもありました。とくに目立つのはエゾノツガザクラで、よく見ると、花色も千差万別です。濃いのもあれば薄いのもあり、さらには花の大きいのや小粒のもあります。どれも個性があり、それはそれで好ましく、なかには盆栽になるような株もありました。
 さらに、キバナシャクナゲやイワヒゲなどと混植していて、それが岩の間にちょこんとおさまっていると、まさに自然のロックガーデンです。もちろん、登山道の両脇にもあり、それがずーっと続きます。さらに、それらに混じってツツジのような葉に網状の脈が目立つウラシマツツジがありました。これは思い出のツツジ科植物で、秋の紅葉がきれいだと聞き、何度か栽培に挑戦したのですが、2〜3年で枯れてしまいました。まさに若気の至りですが、申し訳ないことをしたと今でも思い出します。
 下がっていたところから、少し平らになり、また上りはじめましたが、そのとき、誰かが「キタキツネだ!」と言いました。そこで無意識に何枚か写真を撮ると、その中に後ろ姿ながら、撮れたのがありました。しかも、イワウメの大群落のうえを歩いているところです。私たちは、登山道から1歩もはみ出せないのですが、キタキツネは悠々とこの大自然のお花畑を楽しんでいるかのようでした。
 さらに進むと、コメバツガザクラやミネズオウ、ジムカデなどもあり、それを立ち止まっては写真を撮るので、意外と時間がかかり、三峰山を通り富良野岳に着いたときにはすでに12時を過ぎていました。さらに後続とも離れたようで、この寒い山頂付近で20分ほど待ちました。寒くなると付近を歩き回り、また寒くなると歩くを繰り返し、待ちました。後続が到着したのにすぐ出発ではとても気の毒でしたが、やはり山頂は風が強く、一刻も早く下山したかったのです。しかも、ここから下山とはいえ、ちょうど登ってきた登山者に伺うと、ここまで3時間30分ほどかかったといいます。もちろん登るのと下るのとでは違います。それでも、ここからの下山は急勾配なので、慎重に下らなければなりません。
 下りはじめるとすぐに、キバナシャクナゲやクロウスゴなどを見つけ、急ぎながらも写真を撮りました。その後、丸太の階段になり、それが延々と続きます。最初は400段ぐらいだという話しでしたが、数えた人がいて、それ以上あったということでした。この丸太の階段は意外と歩きにくく、しかも霧雨で濡れて滑りやすくなっていました。でも、ここを登るとなると、これはまた、大変なことです。
 いろいろと考えていると、いつの間にかなだらかな山道になり、そこで、キバナシャクナゲの濃い色のタイプを見つけました。でも、まだツボミから少し開きかけたばかりで、まだ本来の花色はわかりません。それでも、付近のキバナシャクナゲよりは濃そうでした。その付近にはコケモモやコヨウラクツツジなどもあり、歩きやすさもあり楽しく下りました。
 それもしばらくのことで、また丸太の階段や雪渓があり、その急な斜面をゆっくりゆっくりと下がり、安政火口付近の分岐に着いたのは午後2時10分ころでした。そこからは朝に登ってきたところと同じ道を下りましたが、ウラジロナナカマドやウコンウツギ、その下にエンレイソウやゴゼンタチバナが咲き、さらに道のわきにはイソツツジなども咲いていました。上るときには気づかなかった植物も、下りだと目線が違うためか別な植物が目に付きます。それらを撮ろうとすると、木の下ということもあり、結構暗いのです。こういうときこそ、三脚の本領発揮です。杖代わりの三脚にカメラを据え、2秒後にシャッターを切れるようにして撮ります。すると、レリーズも必要ありません。どちらかというと、この2秒シャッターが付いているから、このカメラを選んだようなものです。それぐらい、使い心地がいいです。それでもときには、シャッターを切ってから風が吹き、2秒後に揺れてしまい、撮れないこともあります。それでも、レリーズを持っていく煩わしさを考えたら、もう1枚撮ればよいだけの話しです。意外と風に揺れた姿がよいこともあり、その場では削除しないようにしています。
 後から歩いてくる人たちとも一緒になり、ゆっくりと十勝岳温泉の駐車場に向かいました。先ほどの急な下り道と違い、だらだらとした長い下り坂です。その十勝岳温泉の駐車場には、午後3時15分には到着しました。予定は3時でしたから、ほぼ予定通りです。
 登山靴の泥を落とし、身支度を調え、車に乗り込んで出発したのが午後3時40分です。ここから一度上富良野まで出て、車にガソリンを入れ、コンビニで明日の買い出しをして、旭岳温泉に向かいました。さすが北海道の道はまっすぐです。忠別ダムのわきを通り、旭岳温泉の「ロッジ・ヌタプカウシペ」に着いたのは午後5時30分でした。運転をなされた方は、10時間ほども山を歩き、さらに2時間ほども運転をするわけですから相当きつかったと思います。先ずは感謝の二文字しかありません。
 下山後の入浴はとても気持ちのよいものです。すこし時間は経っていましたが、露天風呂で川風を受けながらの入浴は快適そのものでした。それから、地元の食材をふんだんに使った夕食をいただき、ビールも控えめに飲んだようです。
 夕食後、部屋へ戻り、明日の登山の準備をしました。リックの中を一つずつ確認し、着るものをハンガーにかけ、持っていくお茶などのペットボトルをひとまとめにしてリックのわきに置きました。登山に際しては、必要なものが一つでも欠ければ困ってしまいます。
 それらの準備をすませ、早めに床につきました。すぐに、寝入ってしまったようです。


メアカンキンバイ

イワウメ群落

キバナシャクナゲ

エゾノツガザクラ

エゾノツガザクラ

エゾノツガザクラ

イワウメとウラシマツツジ

キタキツネとイワウメ群落

コメバツガザクラとウラシマツツジ

ミネズオウ

キバナシャクナゲ(富良野岳分岐付近)

クロウスゴ(上富良野岳の下)

キバナシャクナゲ濃色

コケモモ

コヨウラクツツジ



☆第37回東北ツツシ・シャクナゲ研修会の開催 (関谷良寛 2009.07.25)

 平成21年7月11(土)〜12日(日)、山形市蔵王温泉「蔵王四季のホテル」で第37回東北ツツジ・シャクナゲ研修会が開催されました。全国からツツシ・シャクナゲ愛好者が多数参加されましたが、仕事の都合などで残念ながら参加できない方もおられたことだろうと思います。
 そこで、そのときの様子をここに紹介し、来年の岩手大会につなげたいと思います。
 受付は午前11時から始まりましたが、すでに多くの方々が来ておられ、次々と受付を済ませ、種苗交換会に出される苗を一つずつ品定めしておられました。そして、この1年間のツツジ・シャクナゲの栽培のことなどを報告し合いながら、こうしてまた会えたことを互いに喜びました。なかには常に連絡を取り合っている方々もおられるでしょうが、多くの方々は1年に1回しか会わず、まさに、前福島支部長の遠藤さんがいつもおっしゃっていた「朋、遠方より来たる有り、亦楽しからずや。」です。
 滋賀から参加された方々にお聞きしますと、高速道路料金が安くなり、今回はとてもよかったということでした。おそらく、遠くから車で参加された方は実感されたことと思います。しかし、当初はあの新型インフルエンザの影響がないかと、ずいぶん心配しました。春先には、急を要する旅行以外は避けた方がよいとまでいわれていたのですから・・・・・・。
 まずは、参加者みんなと挨拶を交わしながら、昼食を食べ、開会式会場に向かいました。開会式はほぼ予定通り午後1時から開かれ、高梨和雄さんの司会で、まず遠藤正義山形支部会員が開会宣言をされ、それから板垣賢一支部長が歓迎の挨拶をされました。遠路はるばるご参加いただきありがとうの歓迎挨拶のなかで、なるべく種苗交換会を充実させたいので研修講演はないとのことでした。いつもは必ずあったことがけずられると、それはそれでちょっと寂しいものがあります。研修会ですから、ぜひ今後は復活してほしいと思います。そのあとで、来賓のご挨拶があり、連絡事項などがアナウンスされ、ほぼ20分程度で終了しました。
 すぐにホテルの玄関前で記念写真の撮影があり、そのまま種苗交換会に入りました。出品数が多いということでしたが、午後5時前にすべて終了し、翌朝の種苗交換会もすることがなくなりました。
 それから、各自部屋で休憩・入浴し、6時30分から開会式が行われたところで恒例の懇親会がありました。なるべく各県にまとまり座っていただきましたが、同じ県とはいえ距離が離れていれば会う機会も少なくなります。そういう意味では、この東北ツツジ・シャクナゲ研修会は貴重な情報交換の場です。ゆっくり飲んで食ってしゃべって、それぞれのツツジ・シャクナゲへの思いを新たにするわけです。今まで栽培が難しいと思っていたものが、もしかするとこんな方法だと栽培可能かもしれない、と聞くとやってみようと思います。この苗がぜひ欲しいと話してみると、誰々さんが持っているかもしれないなどの情報が得られます。しかも、全国から集まっているので、もしかするとその誰々さんがここに参加していて、直接話しをすることができるかもしれません。それが、同好の士の集まりの楽しさです。
 午後8時15分には懇親会も終わり、次は自主研修会ですが、担当県ではなにも予定していないとのことなので、千葉の田邊さんがパソコンとプロジェクターやスクリーンを持参されていると聞き、急遽、308号室を自主研修の場にお借りしました。ところがプロジェクターの電球がここに来る途中で切れたそうで、仕方なくパソコンの画面で見ることになりました。ホテルのフロントでプロジェクターの有無を尋ねましたが、ないとのことでした。
 田邊さんの写真は、今年の7月初旬に北海道の大雪山でキバナシャクナゲなどを見てきたときのもので、まさに撮りたてホカホカの写真です。私も行ったのでわかりますが、今年は残雪が多く、例年の開花期より開花がずれ込み、ちょうど真っ盛りでした。この記事の下に『大雪山キバナシャクナゲ紀行 Part 1』がありますが、予定では次の更新時にこの続きをここに載せることになっています。
 その後に私の写真も見ていただきましたが、同じ大雪山のキバナシャクナゲと、2005年に行った屋久島のヤクシマシャクナゲの写真です。これは、パワーポイントで作成していますので、やはり大きな画面でなければ見えにくかったと思います。また別な機会にでも、お見せしたいと思います。
 この自主研修が終わった後、306号室で懇親会が続いていて、そこに行ってみました。ここではこれからのツツジ・シャクナゲの組織のあり方などが熱っぽく話し合われていました。それを聞きながら、趣味の会には趣味の会らしい和気藹々とした楽しい雰囲気がなければならないと思いました。言うときは言い、引くときは引く、お互いに仲間ではないか、そのためには原点に返ることが大切です。

 翌12日、窓の外を見たら、そこそこの天気でした。予定表には7時30分からの朝食になっていましたが、朝食会場に行ってみるとバイキング方式ですでに食べている方もおられました。朝食を済ませ、閉会式を早めてほしいと担当者にお願いしましたが、やはり予定を動かすのは大変のようでした。そこで、何人かの方々から、ぜひ、自生地を見てみたいという話しがあったので、朝食をすませた方たちに連絡し、早めに蔵王のツツジ、シャクナゲ自生地に行くことにしました。急なことでもあり、参加者みんなに連絡もできず、すみませんでした。ここでお詫びを申し上げます。
 蔵王ロープウェイでお地蔵さまのところまで行き、そこから左の三宝荒神山に上りましたが、ちょうどハクサンシャクナゲが咲いていました。そこから、今度は地蔵山に上りましたが、下山を急ぐ方はここで別れました。さらに地蔵山頂でこの先まで行きたいという方を残し、再び蔵王ロープウェイ山頂線でくだり、今度は観松平へとリフトで行きました。ここもハクサンシャクナゲやウラジロヨウラクツツジが盛りで、有意義な自生地研修ができました。
 下山後、最後まで残った人たちと蔵王温泉内で昼食を食べ、来年の岩手大会での再会を約束し、それぞれ自宅へと帰りました。


開会宣言

板垣支部長歓迎の挨拶

記念写真撮影

種苗交換会

種苗交換会

種苗交換会

矢吹氏の乾杯の発声

懇親会会場

懇親会会場

懇親会会場

蔵王ロープウェイから見る蔵王温泉

お地蔵さまの前で記念撮影

ハクサンシャクナゲとサラサドウダン

ハクサンシャクナゲ(三宝荒神山)

ハクサンシャクナゲ濃色(三宝荒神山)

三宝荒神山頂で記念撮影

ウラジロヨウラク(地蔵山)

ガクウラジロヨウラク(地蔵山)

アオノツガザクラ(地蔵山)

ハクサンシャクナゲ(観松平)

ハクサンシャクナゲ(観松平)



☆大雪山キバナシャクナゲ紀行 Part 1 (関谷良寛 2009.07.10)

 7月2日〜5日まで、シャクナゲの仲間たちと北海道大雪山のキバナシャクナゲを訪ねる旅をしました。
 2005年6月に屋久島に行ったとき、なぜか、次は北海道のキバナシャクナゲを見に行きたいと思いました。その屋久島と北海道の間にもたくさんのシャクナゲ自生地はあるのですが、数人の方にお願いし、たくさん開花したときには連絡していただけるようにしているのですが、なかなかその機会は巡ってきませんでした。やはり、自然状態での開花は、数年に1度しかなさそうです。
 そこで、今年こそは一人でゆっくりとキバナシャクナゲを見たいと思い、春先から予定を立て、計画を練っていました。ところが、ある方の間違い電話から、シャクナゲの仲間たちが北海道に行く計画があることを知り、いっしょに連れて行ってもらうことになりました。(以下の文章において、個人情報保護法などに鑑み、個人名がわからないように書いています。もし、不都合な点がありましたら、ご連絡ください。訂正させていただきます。)
 私は、2日の午前5時25分に自宅を出発。高畠から国道113号線を通って白石に出て、国道4号線から仙台空港へと行きました。途中で少し渋滞しましたが、予定通り、7時45分に空港の駐車場に着きました。すぐに搭乗手続きをし、空港内で軽い朝食を食べ、予定より5分ほど遅れて離陸しました。8時35分でした。
 新千歳空港に着陸したのが午前9時45分、フェリーで車を持ち込んでいる方、関空や成田からの方とも空港内で待ち合わせ、手を挙げながら再会を喜び、すぐに出発です。
 先ず初めに、長年の知り合いである石狩市のシャクナゲ栽培趣味家を訪ね、大歓待を受けました。庭にはロックガーデンがあり、本州ではなかなか見ることができないエリモシャクナゲの大株があちらこちらに植え込まれていました。シャクナゲの種類も多く、種が残った株を見ると、自家受粉で育てているようです。この日がお休みということもあり、丁寧にご案内していただきました。
 午後1時すぎまでお邪魔し、そこからここまで迎えに出てこられていた江別市の方に案内され、その方の愛培品を見せていただきました。先ず、その圧倒的な数の多さにビックリしました。いくら北海道は広いといいましても、その庭一面に栽培棚がしつらえてあり、その鉢数はとても数えられないほどです。しかも、毎年実生をされているようで、人ごとながら、これらがすべて大きくなっていったらどのようになるのかと心配になりました。暑いところでは栽培が難しいシャクナゲが、ズラーッと並ぶその棚を見て、ただただ感心しました。
 しかし、お二人の栽培品を見せていただき思ったのですが、このような方たちがいるから、貴重なシャクナゲが残ったり、実生のなかから珍しいシャクナゲが見つかったりするのです。先ず、種をまかなければ生えてきませんし、その数の中から選別することによって、より優れたものを選び出せます。やはり、人から分けていただくだけでなく、自分で実生することによって自分好みのシャクナゲをつくり出すことに栽培の醍醐味があるように思います。
 移動時間も入れて5時間ほど、お二人の栽培品を見せていただき、これからの参考にしたいと心に刻み込み目的地へと向かいました。時計を見ると、すでに午後3時を過ぎていました。
 そこから、ほぼ北海道の中央部である十勝岳温泉の『凌雲閣』まで車で走りました。平地はほぼ真っすぐな道で、山近くになると曲がりくねった道が続きます。富良野市近くの峠道では、砂利道が長く続き、北海等の広さを実感しました。途中、コンビニで明日の山での非常食や飲み物を買い込み、『凌雲閣』に着いたのは午後6時でした。夕食では、この再会を期してカンパイをし、これからの旅を楽しいものにしたいとリーダーが音頭を取りました。この晩は、明日の山行きのことを考え、午後9時には眠りに入りました。
 翌3日は、ほとんどの人が午前4時ころから目覚め、予定より早く5時25分には宿を出発しました。おにぎりは、朝食と昼食の分を宿で準備していただきました。
 登山口を少し上ると、そこにはウコンウツギが盛りに咲いていました。花色は黄色ですが、ブロッチに濃淡があり、その変化を写すのも楽しいものです。最初の予定では、安政火口から上ホロ分岐へ一気に登るルートでしたが、リーダーの配慮で、富良野岳へ登る稜線上の分岐へと登るコースに変更し、ゆっくりと登りました。少し霧雨も降り、雨具を着ての登山です。安政火口付近には、エンレイソウやゴゼンタチバナ、イソツツジなども咲き、途中で朝食のおにぎりを食べ、稜線上の分岐に着いたのが8時10分でした。霧雨もおさまり、やっとカメラを出して撮影開始です。
 この付近には、キバナシャクナゲやイワウメ、さらにはエゾノツガザクラ、ミネズオウ、ウズラバハクサンチドリなどが咲いていました。コマクサもやっと一輪だけ花が咲き、その露を含んだ葉はキラキラと輝いていました。そこから、富良野岳(1,233m)のほうに登っていくと、ハクサンイチゲの大群落があり、エゾコザクラやキバナシャクナゲなども群落をなしていました。途中から分岐まで戻り、そこから三峰山(1,866m)の方へと進みました。


ロックガーデン

趣味家の栽培棚

エリモシャクナゲ地植え

ウコンウツギ

エンレイソウ

ゴゼンタチバナとイソツツジ

キバナシャクナゲ(富良野岳分岐付近)

イワウメ

エゾノツガザクラ

ミネズオウ

コマクサ

ハクサンイチゲ群落

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ



☆那須の山々に登ってきました! (関谷良寛 2009.06.10)

 5月27〜28日、那須に行ってきました。
 27日は午前5時前に自宅を出発し、那須の待ち合わせ場所であるマウントジーンズ・スキー場の駐車場に着いたのが午前7時20分。そこでシャクナゲの仲間と会い、そこに車を1台残し、もう1台で峠の茶屋駐車場まで行きました。
 そこから歩きます。最初は灌木の中を歩き、ところどころにムラサキヤシオが咲いているのを確認、花色も比較的濃いようです。すると、右手に朝日岳が見え、左手には茶臼岳がゴツゴツした瓦礫の山のような存在を示します。この茶臼岳は標高1,915mですが、ネットで調べてみると、茶臼岳という山は那須だけでなく、岩手県八幡平市にある茶臼岳(標高1,578m)、秋田県大館市にある茶臼岳(標高1,086m)、南アルプス南部の赤石山脈にある茶臼岳(標高2,604m)とありました。
 この那須の茶臼岳は、朝日岳、三本槍岳などの峰々と同じ火山の山ですが、茶臼岳が最後に噴火したそうで、現在も白い噴煙を上げています。また、茶臼岳に登るには、山頂近くまでロープウェイで上り、そこから歩くと40分ほどで頂上に着きます。でも、今回は植物を見るための山行きですので、茶臼岳の裾野を回り込むようにして峰ノ茶屋へと登りました。
 その峰ノ茶屋で少し休憩をし、そこから剣が峰を右から回り込み、朝日岳の裾野を通り、熊見曽根の尾根道をたどり清水平へと向かいました。熊見曽根付近は、ちょうどミネザクラが真っ盛りで、今年は東京のサクラ名所を見て、地元の古代サクラを見て、さらには那須のミネザクラまで見ることができ、大満足です。
 熊見曽根の尾根道付近からハクサンシャクナゲとアズマシャクナゲが見え始め、清水平あたりには相当な株がありそうでした。しかし、まだツボミの固いものもあり、花が咲けばもう少し確認できるものをと残念でした。
 この清水平で午前11時30分ころ、あたりのミネザクラを眺めながら昼食にしました。山で食べるおにぎりはまた格別で、下界のどんなレストランの味にも負けません。真っ青な空に、真っ白な雲が悠然と浮かび、近くで鶯が鳴いています。このミネザクラの花見の宴は、もう、最高でした。
 昼食後、その清水平から中の大倉尾根を下りましたが、そのあたりにアズマシャクナゲの群生地があり、遠くには大きな雪渓も残っていました。やっと花が咲いた株を見つけたり、ツボミが少し赤くなったのを見つけガッカリしたり、写真だけは何枚も撮りました。
 マウントジーンズ・スキー場のロープウェイ上駅の数100m手前にはシロヤシオツツジの大群落があり、ちょうど満開でした。しかも大木もあり、そのシロヤシオのトンネルで記念撮影をしました。ただ、この展望ロープウェイで下ったのですが、往復でも1,200円、片道でも同額で、いささか腑に落ちない気持ちでした。だからといって、そのスキー場を歩いて下る体力も気力もなく、考えているうちにマウントジーンズ・スキー場の駐車場に到着しました。
 そこから、駐めてあった1台の車で、もう1台のある峠の茶屋駐車場まで戻り、今度は2台で、那須八幡つつじ群落に向かいました。そこで、またカメラを持ちだし、ゆっくりと撮影し、そこでシャクナゲの仲間と次の再会を約束し別れました。
 私たち夫婦は近くの「一望閣」に泊まり、翌早朝もこの八幡つつじ群落で写真を撮り、朝食後朝風呂を浴びて、午前9時30分ころ出発しました。そこから、もう1度、昨日の峠の茶屋付近でムラサキヤシオツツジの写真を撮り、だいぶ前にロックガーデンをつくる様子を何度か見せていただいた南が丘牧場にまわり、「穀菜茶房 こと葉」で昼食を食べました。ここは那須の外れの森の中にあり、本当にこんなところにあるのかと思ってしまうほどの隠れ家みたいなところでした。メニューは無農薬有機栽培の野菜が中心で、ご飯は玄米で、丁寧な味付けでした。入ったときは満員で、テラス席に座ったのですが、そこからは雑木の枝先が建物とすれるほどで、夏だったら気持ちいいと思います。でも、まだ5月、だんだんと寒くなり、室内で食事をしました。
 そこから塩原を経由して上三依水生植物園に寄り、帰宅しました。
 南が丘牧場では、ヒマラヤの青いケシ、メコノプシス・ベトニキフォーリア(M.betonicifolia)を見ることができ、さらに上三依水生植物園では、同じ仲間のメコノプシス・グランデイス(M.grandis)を見ることができました。やはり、思ってもいない植物と出会うことは、とてもうれしいものです。
 来月は、もう登る山を決めています。また、機会があればここに掲載させていただきます。


ムラサキヤシオ(朝日岳背景)

峰の茶屋付近

剣が峰と茶臼岳

剣が峰と朝日岳

ミネザクラとアズマシャクナゲ

ミネザクラ群落

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ

ハクサンシャクナゲとミネザクラ

シロヤシオ

八幡ツツジ群落

一望閣と八幡ツツジ群落(5/28)

M.betonicifolia(南が丘牧場、5/28)

M.grandis(上三依水生植物園、5/28)



☆「第33回 三沢春の山野草展」の写真です! (関谷良寛 2009.05.25)

 2009年5月9〜10日の両日、三沢コミュニティセンターで山野草展が開かれたことをここに掲載しましたが、その出品された山野草のホンの一部をここに掲載いたします。
 もし、機会があれば、さらに多くの写真を撮っていますので、要望次第で載せたいと思います。


アカネキンバイ

キンポウゲ

ダイコンソウ

ヤマブキソウ

カラフトタネツケバナ

ツマトリソウ

レブンクワガタ

白花レブンクワガタ

洋種クワガタ

斑入りチゴユリ

斑入りラショウモンカズラ

斑入り八重エンレイソウ

斑入りモミジガサ

八重咲きバイカカラマツ

ヒメシャクナゲ



☆第33回 三沢 春の山野草展 開催 (関谷良寛 2009.05.10)

 2009年5月9〜10日の両日、三沢コミュニティセンターで山野草展が開かれました。今年で33回目を迎え、多くの見学者で賑わいました。
 それに先立ち、7日の午前中に、地元の小学生たちの野外観察会が開かれ、そこにマスコミ各社も取材に訪れ、山野草展の広報に一役買っていたようです。もちろん、小学生といえども地区の一員ですから、野外観察と同じように地区の行事である春の山野草展に参加することにも意義があります。
 そして8日に出品された山野草にすべて名前が付けられ、9日の午前9時からの開場に間に合わせました。今年は積雪も少なく、春も早かったので、開花が進み、ちょっと心配されていましたが、例年以上に鉢数も揃い、多くの見学者を楽しませていたようです。
 また、例年同様、食改などの女性たちの協力で、ウコギご飯や山菜の天ぷらなどの料理も並び、それも楽しみの1つとして定着したようです。また、ドクダミ茶も好評で、3つのポットを準備していたのですが、何回も煮出していたようです。



☆小石川植物園に行きました! (関谷良寛 2009.04.25)

 小石川植物園でムニンツツジが咲いていると聞き、4月2日に上京しました。
 まず、上野の東京国立博物館の「国宝 阿修羅展」を見て、久しぶりに上野公園の満開の桜の下を歩き、それから品川駅近くのキャノンギャラリーSに行き、写真展「写真家たちの日本紀行」を見ました。
 翌3日は、午前中に国立新美術館の「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」を見学、そこから北の丸公園にある東京国立近代美術館工芸館で開かれている「所蔵作品展 近代工芸の名品 花」を見て、さらに千鳥ヶ淵まで足を伸ばしました。ここも桜が満開で、すごい混雑でした。そこから恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真館で「聖地巡礼 野町和嘉写真展」をゆっくりと観賞しました。
 4日は、所期の目的である小石川植物園に直行しました。ここも桜が満開で、多くの人たちで混雑していました。
 ちょうど、ツツジ園も花の盛りで、何枚も写真を撮りました。それを、下に紹介いたします。


フジツツジ

ムニンツツジ

サキシマツツジ

ウンゼンツツジ

オオヤマツツジ

オンツツジ

ゲンカイツツジ

サクラツツジ

マルババイカツツジ

ショウジョウツツジ

シロバナトサノミツバツツジ

タカクマミツバツツジ

タンナアカツツジ

ヒカゲツツジ

ミカワツツジ



☆野町和嘉写真展「聖地巡礼」 (関谷良寛 2009.04.10)

 2009年4月3日、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で開催されている「聖地巡礼 野町和嘉写真展」を見てきました。
 その前日、品川のキャノンギャラリーSで、「写真家たちの日本紀行 未来に残したい情景」という写真展を見て、そこで出会った方から東京都写真美術館で開催されている「聖地巡礼 野町和嘉写真展」への招待券をいただきました。そのリーフレットを見て思いだしたのが、CAPA2009年4月号のドキュメントギャラリー「信仰の大地」でした。
 8ページの特集で、聖地を巡るー幾千年の歳月を越えた祈りのかたちを写真にしたもので、サハラ砂漠の砂の谷間を行く少年の単純化された色彩がとても印象的でした。また、「火葬場に昇る満月」と題された写真は、バラナシ最大の火葬場の風景で、静かに流れているガンジス河との対比が際だっていました。
 それらを一瞬で思い出し、ぜひ見てみたくなったのです。
 その「信仰の大地」に掲載されていた写真もありましたが、全部で150点ほど、ナイル川流域からエチオピア、さらには南米アンデスまで、まさに聖地といわれているところをくまなく訪ね歩き写真を撮ってきたかのようでした。写真雑誌ではなかなか伝わらない迫力が、大きく引き延ばされ展示されている写真にはありました。この左のリーフレットに載っている写真は、ガンガー(ガンジス)でのお祈りで、私も2000年4月にここを訪ねましたが、昔も今も変わらない祈りの日常がありました。
 会期は、3月28日から5月17日(日)までですので、機会があれば見てみてください。



☆世界ラン展日本大賞2009を見てきました! (関谷良寛 2009.03.10)

 JRS神奈川支部新年会に参加し、翌日は開催最終日でしたが出光美術館の『文字の力・書のチカラ』を見ました。これは、1月10〜2月15日まで開催されていて、「古典と現代の対話」という副題が付いていました。とくに良かったのは、一休宗純の七佛通戒偈で、この書は京都の大徳寺や金閣寺でも見ていますが、やはり、筆の運びの力強さには感動します。まさに書は人柄を表すようです。
 その翌日に東京ドームで開催されていた「世界ラン展日本大賞2009」を見ました。この世界ラン展は何度か見ていますが、何度見てもその規模と内容には圧倒されます。開場の10時には並んで入り、気がついて時計を見ると午後4時を過ぎていました。一人というのは、好きなものだと没頭できて、時間を忘れてしまいます。
 下にそのときの写真を載せましたが、実際に撮った写真の数は1,000枚を越えています。フラッシュをほとんど使わなかったこともあり、バッテリーを交換せずにすみましたが、人が多くて人影の写ったものもあり、大部分は削除しました。
 それと、三脚や一脚の使用を禁止するとあり、まさに手ぶれに細心の注意を払いました。それでも、最近のデジタルカメラは、手ぶれ防止が付いていますし、高感度で撮ってもそれなりに写るので、カメラの進化もすごいものです。


世界ラン展日本大賞の会場

日本大賞 リカステ 'Yoko's Delight'

特別展示 フラグミペディウム属 コバチー

フウランの花

春蘭 '紅麿'

中国春蘭 '天司晃'

ネオスティリス 'Little Leopard'

バンダ-セルレッセンス 'True Island'

エビネ '美智子妃'



☆JRS神奈川支部新年会に参加しました! (関谷良寛 2009.02.25)

 山梨のシャクナゲ仲間たちから誘われて、2月14日に開催されたJRS神奈川支部新年会に参加してきました。
 当日は始発の新幹線で山形を出たのですが、会場の根岸駅近くの神奈川総合薬事保険センターに着いたときには、10時半を過ぎていました。
 すでにはじまっていましたが、参加者の方々がお一人ずつ今年の抱負などをお話されていました。ほどなくして、私の番になり、事務局の安達さんには遅れることはお知らせしてあったのですが、遅れたことを皆様にもまずお詫びいたしました。参加者は、ほとんどが顔見知りばかりで、あちらこちらから挨拶があり、とてもなごやかな雰囲気で進められました。
 下に掲載した写真は、このときの抽選会に出品されたものです。
 私のところでは、まだシャクナゲたちは雪の下で、さらにヴィレアということもあり、とても新鮮に見えました。
 また、最後の2枚は、シャクナゲの仲間に案内していただいた「京急線沿いの河津桜と菜の花」と平岡さんの送別会で泊まったホテルから翌朝に見えた朝日です。みんなで眺めながら、またの再会を誓い合いました。


プリンセス・アレキサンダー

ホンコンドウダン

コーラル・フレア

サンセット

ビレア実生

ロードレリア

日輪

京急線沿いの河津桜と菜の花

送別会で泊まったホテルから見た朝日



☆初釜は気持ちも改まります (関谷良寛 2009.1.25)

 赤湯温泉で、恒例の初釜を楽しみました。
 本来は、もっと早い時期に行うものですが、仕事の都合もあり、1月18日(日曜日)の午後からでした。
 右の写真は、濃茶のお手前で、1碗をみんなで分け合って飲みます。正式には、最初に炭点前があり、懐石、そして中立をして濃茶、薄茶と続きます。おそらく、一般的に知られている茶会では、お菓子が出て薄茶をいただくのですが、この初釜なども一通りすると約4時間ほどかかります。
 でも、今年最初のお茶をいただき、今年もお茶を通していろんなことを学ぶぞ、という気持ちになります。
 何事も、この最初の心構えが大切だと思います。

※今年最初の更新ですが、相変わらず私個人のことを書かせていただきました。しかも、2回とも、お茶関係の記事です。お茶もシャクナゲと同じぐらい長く続いている趣味ですが、本来は皆さまの広場ですので、ぜひご投稿ください。
 更新は毎月10日と25日を予定していますので、そのときに掲載させていただきます。よろしくお願いいたします。



☆年末に「悠々茶事」をしました! (関谷良寛 2009.01.10)

 2008年12月23日、恒例のクリスマス茶事をしましたが、今年は亭主の発案で「悠々茶事」となりました。
 今年のNHK大河ドラマは「天地人」で、米沢ゆかりの直江兼続ですので、その意味もあって、「天地」の大文字のもとで人々がお茶を楽しむという趣向のようでした。もちろん、この時期ですから炉が切られており、いかにもお茶という風情が感じられました。
 はじめに炭点前があり、それから懐石、そして主菓子が出て、中立をします。その間に席があらたまり、濃茶、薄茶とすすみます。普通は、この流れでいくと約4時間かかりますが、今回は同好の士ということもあり、5時間ほどかかりました。
 特に印象に残ったのは、濃茶碗が西岡小十作の黒唐津焼と大樋年朗作の大樋焼、薄茶碗はベルリンの壁のかけらが焼き込まれた茶碗などです。また、濃茶入は古瀬戸で仕覆が小花金襴でした。ちょっと大振りですが、古味もあり、蓋の象牙もいい色合いをしていました。
 茶杓は、海田曲巷作の銘「何苦左右」(なにくそう)で、とても風変わりな作行です。ご亭主によると、昨年後半から急激に経済が悪化して、100年に1度という不景気なので、そんなことには絶対に負けないぞ、という意思の表れでこれを選んだのだそうです。たしかに、「なにくそう」魂が必要なときかもしれません。
 お菓子は、上生は「聖夜」という銘で、干菓子は各地から取り寄せた銘菓が大盛りでした。なん服もおかわりして、楽しい時間を過ごすことができました。
 お茶は堅苦しいと思う方もいますが、その作法さえ覚えてしまえば、とても楽しいものです。日本の伝統的なものが多く取り入れられ、日本文化を理解するうえでとても有益なものだと思います。もし、機会があれば、一碗のお茶から体験してみてください。


掛け物「天地」真成筆

お茶席

茶杓「何苦左右」海田曲巷作



☆仙台市博物館で古仏に出会いました (関谷良寛 2008.12.25)

 仙台市博物館で「平泉〜みちのくの浄土〜」と題し、11月14日(金)から12月21日(日)まで特別展が開かれると聞き、なんとしても行きたいと思っていました。
 念ずれば叶うということでしょうか、12月20日のギリギリに拝観できました。ここには、国宝の仏像2点を含む中尊寺金色堂の諸仏や福島の勝常寺の薬師三尊造などもあり、時間をかけてゆっくりと拝ませていただきました。
 中尊寺の仏像たちはもちろんですが、今年の秋、会津に行ったときに見てきた復元された慧日寺金堂内部に壁掛けの写真が並べられていた仏さまたちの本物が、ここにありました。もう感動ものでした。
 そのあと、夕方には、『2008SENDAI光のページェント』を見てきました。これは仙台定禅寺通り、青葉通りで開催されるイルミネーションイベントで、今年で23回目だそうです。
 なんだかんだといいながらも、ここ数年毎年見に行っています。あの、いっせいに点灯する瞬間がとても感動的です。この一度消灯して、一斉に点灯するのをスターライト・ウインクというそうですが、今年は18時、19時、20時の3回おこなっているそうです。31日(水)までですので、機会があればぜひ見てみてください。



☆東日本入国管理センターを訪ねて (関谷良寛 2008.11.25)

 この東日本入国管理センターというのは、法務省の施設の一つで、「出入国管理及び難民認定法に定める退去強制事由に該当して本邦から退去を強制される外国人を送還するまでの間収容する施設」です。ですから、日本人でも出入国の際の審査官はなじみがあるでしょうが、それ以外の業務はほとんど知られていないのではないかと思います。
 ここを訪れたのは10月16日でした。たしか、あの北朝鮮のディズニーランドに来たかったという理由で不法入国をしようとして拘束され収容された施設という程度しか私も知らなかったので、とても興味がありました。場所は牛久市久野町にあり、法務総合研究所牛久支所との合同庁舎になっています。収容施設の定員は700人で、お話を伺ったときには500人程度収容されているとのことでした。
 強制退去といいましても、不法残留が一番多く、不法入国、資格外活動、刑罰法令違反等、不法上陸などの順になっているようです。ちなみに、平成19年に送還された総数は27,913人だそうです。
 施設は、詳しくは紹介できませんが、戸外運動場などもあり、比較的自由に移動できますし、食事なども宗教や健康状態に配慮して1日20種類程度のメニューが準備されるそうです。施設内で診療もできるように医者も常駐されていて、面会などもできます。
 長く収容されるケースは、難民として認定される場合などが多いのですが、ここはあくまでも一時的な収容施設なのだそうです。もちろん職員は、英語、中国語、韓国語、スペイン語などの語学研修もあり、人権や風俗習慣の違いにも配慮しなければならず、なかなか大変だと感じました。
 このような施設は、他に西日本入国管理センターと大村入国管理センターとがあるそうです。



☆La Festa Mille Miglia 2008 (関谷良寛 2008.10.25)

 今年も La Festa Mille Miglia 2008 があり、小野川温泉を駆け抜けました。エントリーは116台でしたが、実際に走ったのは111台でということで、クラシックなるがゆえに故障や途中棄権もあるそうです。
 10月11日に原宿明治神宮前を出発し、14日の横浜元町のゴールを目指して走りました。
 このミツレ ミリアは、今年で12年目。毎年、小野川温泉もチェックポイントになっていて12日に通過しました。なかなかこのようなクラシックカーを見る機会がない地方にとってはまたとない機会ですし、車を大切にする、ひいてはモノを大切にするきっかけになってほしいと思いながら写真を撮っていました。
 今回もそうですが、自分が生まれたときの車がまだ現役で走っているのを見るのは、とても元気づけられます。昔は、カメラも自分が生まれたときに製造されたライカをほしいと思ったことがありましたが、今ではフィルムカメラがあったとしてもほとんど使わないので、まさに宝の持ち腐れになりかねません。道具ですから、ただ持っているだけでは意味はなく、今回のミツレ ミリアのように現役で公道を走るぐらいの力がなければ困ります。
 そういう意味では、とても楽しいクラシックカーレースでした。
 なお、昨年掲載したのとダブらないようにしました。車の名前の後ろの ( ) は、製造年です。また、ナンバープレートには、ぼかしを入れましたので、ご了承ください。


Bugatti T35C(1927)

Bugatti Brescia T22 13R(1925)

Bugatti Brescia T22(1923)

Alfa Romeo 6C 1500 Super Sport(1928)

Derby Super Sport(1927)

Bentley 3-4 1/2 Litre(1924)

Bentley 3 1/2 Litre(1929)

Bentley 3 Litre Speed Model(1926)

Rolls Royce Phantom 1 Torpedo Tourer(1925)

Rolls Royce Silver Ghost(1926)

Aston Martin Internationl Le Mans(1931)

MG L Type Magna(1933)

※今年もたくさんのクラシックカーの写真を撮りましたが、今回は12枚だけ載せます。もし希望があれば、さらに掲載したいと思っています。



☆蔵王山に登ってきました! (関谷良寛 2008.08.25)

 8月7日、前日まで梅雨明け宣言が出たにもかかわらず、はっきりしない天気が続いていました。当日の朝も曇りがちで、やはりはっきりしませんでしたが、前年の米沢山野草会の1日研修旅行では大雨の中を出発しながらも現地では晴天でしたので、今回もあまり心配はしませんでした。それでも、出発時にある会員から雨具は必要かと聞かれ、一応持って行った方がいいのではと答えました。
 予定通り、午前8時に出発しました。車中で挨拶をし、今日の日程を説明し、絶対に無理だけはしないようにと型どおりの注意などをしました。先ずは蔵王へ向けて車を走らせました。
 途中でコンビニにまわり、昼食や水分を持参しなかった方などはここで揃えました。上山からエコーラインを通り、リフト乗り場の刈田駐車場にいったん車を止めました。ここよりちょっと下がったところに、ヒナザクラやチングルマ、ハクサンチドリ、イワカガミなどがあるのですが、花は終わっていました。それでも、モウセンゴケの白い花を見ることができ、会員一同、喜んでいました。
 そこから、また車に乗り、蔵王ハイライン(有料)を上り、駐車場に止めました。山頂レストランで、最終確認をし、ここから熊野岳(1,841m)まで登る班と刈田岳(1,758m)に登る班に分け、まずは一緒にお釜の見えるところで記念撮影をしました。今まで何度もこのお釜を見ているのですが、今回のようにまったく雲一つないのは珍しく、何枚も写真を撮りました。しかも、馬の背を歩いていくと、その見る角度によって、お釜の雰囲気も変わってきます。予定では馬の背から熊野岳まで1時間まではかからないはずですが、つい三脚を立て写真を撮るので、思いの外、時間がかかってしまいます。馬の背の途中から熊野岳にまっすぐに向かいますが、そこからはお釜が遠く見えるだけなので、ほぼ予定内で熊野岳に着きました。
 頂上には、蔵王山神社が鎮座し、その近くに斎藤茂吉の歌碑がありました。先ずは、登山者全員で記念撮影をし、しばしそこからの遠望を楽しみました。遠くには、吾妻山を初め、飯豊山、朝日連邦、月山などが見え、月山には残雪もはっきりと見えました。もちろん、蔵王の山々も手に取るように見え、地蔵山(1,736m)、三宝荒神山(1,703m)、そして、お釜の周辺の五色岳(1,672m)や刈田岳(1,758m)、南蔵王の屏風岳(1,817m)、不忘山(1,705m)などもくっきりとしています。
 この最高のロケーションのところで昼食を食べることにし、お弁当を広げました。冷たい氷水がのどを通ると、サーッと汗がしずみます。私は例のごとくおにぎりだけですが、女性の方々はすごいごちそうで、デザートまであります。それらをいただきながら、遙か遠くの山々を眺めていると、これぞ至福の時、と思いました。
 ここに鎮座している蔵王山神社は、蔵王大権現をお祀りしています。蔵王大権現は、全国の修験道ゆかりの地で多く祀られていますが、次のような物語が伝わっています。
 役行者(えんのぎょうじゃ)が、大峯山で一心にお経を唱えているとお弁天さまが現れました。しかし、そのお姿があまりにも優しすぎるとしてさらに祈りました。すると今度はお地蔵さまが現れました。でも、お地蔵さまは慈悲深い仏さまなので、もっともっと荒々しい仏さまがと祈り続けました。そして現れたのが蔵王大権現です。まさに、すさまじい雷とともに、火炎のなかから憤怒の形相をした蔵王大権現が現れたのです。その由縁もあって修験道ゆかりの地で多く祀られていますが、蔵王大権現の「蔵王」とはこのお山から名付けられたようです。何年か前、金峯山寺の金剛蔵王大権現をお参りさせていただいたことがありますが、その迫力に圧倒されたことがあります。
 また、斎藤茂吉の歌碑は、昭和9年8月29日に建立されたものですが、茂吉の自筆で
 「陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中にたつ」
 と書かれています。大きさは、高さ210pで幅が107pだそうです。この歌碑の除幕式には本人も出席されたようで、その写真を見たことがあります。
 また、この熊野岳にはコマクサも多く、帰り道で何枚も写真を撮りました。帰りは避難小屋をぐるっとまわり、ロバの耳へ下る少し手前から馬の背に戻り、その途中でもコマクサを前景にお釜をいっしょに撮ったりしました。山にいると、先ずは天気に左右されます。天気が良ければ、ほぼすべてが順調に進みます。山頂レストランまで午後2時に帰る予定をしていましたが、15分ほど前に着きました。そこで少し休み、また車に乗り込み、駒草平に行き、コマクサを観賞しました。ここは熊野岳の自生地と少し違い、まさにコンクリートの柵が張り巡らされ、その通路から見ます。だから観賞と思ったのですが、これも乱獲を防ぐことで、仕方のないことなのでしょう。
 帰宅は午後5時30分でした。先ずは責任者として、事故がなかったことがなによりも有り難いことでした。


ウラジロヨウラク

マイズルソウの実

モウセンゴケの花

蔵王お釜

蔵王お釜

蔵王お釜とコマクサ

コマクサ(熊野岳)

熊野岳山頂

ミヤマセンキュウ(熊野岳)

タカネトウウチソウ(熊野岳)

オヤマソバ(馬の背)

コマクサ(駒草平)



☆出羽三山の一つ、月山に登ってきました! (関谷良寛 2008.08.10)

 7月30日、家内と2人で出羽三山の一つ、月山に登ってきました。
 朝6時に自宅を出発し、長井、左沢を経由し月山新道を走り、月山湖で朝食。しばしの休憩の後、弓張平から志津を通り姥沢駐車場まで行きました。月山新道ができるまでは、六十里越街道といい、月山沢から弓張平、そして志津から湯殿山を通過して朝日村に至るルートでした。この志津から姥沢駐車場への上りの途中に山形県立自然博物館があり、付近はブナの原生林が広がっています。
 姥沢駐車場に着いたのは午前8時40分頃で、すぐ登山の準備をして姥沢登山口へと歩き出しました。姥沢小屋付近で数年前から1人200円の入山料を徴収していて、2人分支払い、そこから月山ペアリフト下駅まで急な上り坂を登りました。
 ペアリフトに乗り、約13分で上駅に到着。身支度を調え、姥ケ岳登山道の中途からいったん下がり、大きくカールするように牛首まで登ります。この途中には残雪も多く、また高山植物もいろいろと咲いていました。ここは冬と春と夏がいっしょに同居しているようなところで、ショウジョウバカマが咲いていて、近くにはニッコウキスゲの大群落があるというような感じです。大きな群落をつくっているのは、チングルマやヨツバシオガマ、そしてアオノツガザクラなどで、雪がとけると次々とそれらが顔を出し、花を咲かせます。ですから、ここ月山はいつ行ってもなにがしかの高山植物を見ることができます。いつでしたか、8月中旬なのにシラネアオイが咲いていたこともあります。それが月山のおもしろいところです。この間、約1.8キロです。
 牛首で湯殿山の柴灯森から登ってきた道と合流し、一気に月山山頂付近まで登ります。距離的には1.1キロしかないのですが、石だらけの上りで、これがなかなかきつく、ゆっくりゆっくりと登りました。途中には、ハクサンシャクナゲやハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、ミヤマリンドウ、ミヤマウスユキソウなどが咲いていました。ここではじめて見たのはハクセンナヅナで、それが露を含んでとてもきれいでした。もちろん、ハクサンシャクナゲの花時はすでに過ぎていましたが、残花がところどころにありました。それは三脚を立て、ゆっくりと撮影しました。
 頂上付近までくるとなだらかになり、だらだらと進むとすぐに月山神社です。山頂小屋の脇を通り、まっすぐの石段を登ると、「月山神社本宮」と書かれた石の鳥居みたいなものがあります。その中は撮影禁止と書かれていたのでカメラをバックに収め、神官にお祓いをしてもらってから入ります。その中でゆっくりとお参りし、ぐるっと回って石段を下りました。
 ここのトイレは有料(1人100円)で、バイオマスを使っているとかで大きな扇風機のようなものが動いていました。山頂小屋の使用料は1人200円だそうですが、野外で花を見ながら食べたほうがおいしいので、そのままそこから少し姥ヶ岳方面へ行ったところの広場でおにぎりを食べました。お参りした後ということもあり、その美味しいこと美味しいこと、しかも腰を下ろした大きな岩の下にはミヤマリンドウがそっと咲いていました。時計を見ると、12時40分でした。
 その日は、天気はいまいちでしたが、雨もたいしたことなく、撮りたいと思うような花はほとんど撮影できました。おにぎりを食べながら、登ってくるときに撮った花たちを思い出し、帰路にも光線の具合を見て撮ろうかと思いを巡らしました。先日の雄国沼の時には冷やした「サクランボ」を持って行きましたが、今回は山梨の友人から送っていただいた「モモ」を持ってきました。この食後のフルーツのまた美味しいこと、山の上で食べると、家の中で食べるより数倍も美味しく感じられます。
 30分ほどの食事ののち、下山しました。先ずは牛首まで下り、そこから湯殿山へ下る柴灯森のほうにすすみ、さらに金姥から姥ケ岳に上りました。この途中にはエゾシオガマやトモエシオガマ、トキソウ。バイカオウレン、ハクサンボウフウ、ミヤマウスユキソウなどもありました。稜線を下るようなところにはミネザクラの実が成り、花ときに思いをはせながらカメラを向けました。金姥への上りでは、ミヤマリンドウとミヤマウスユキソウの群落を撮りました。
 その姥ケ岳から、今度は一気にペアリフト上駅まで下ります。ここにもニッコウキスゲの群落があり、池塘の付近にはたくさんのリュウキンカがありました。また下りの登山道のわきにも、ウサギギクやヨツバシオガマなどがあり、最後の最後までカメラを構え続けました。
 ペアリフト上駅に着いたのは、午後3時50分でした。今回の行程は、写真を撮りながらのゆっくりとしたもので、タイムスケジュールは参考にならないと思います。おそらく、ただお参りをして下山するだけなら今回の約半分の時間で出来そうです。でも、思いっきり月山の花々を撮ることができ、大満足の山行きでした。
 帰りは、飯豊町萩生にある農家レストラン「エルベ」で、今日、月山で見てきた高山植物の話しをしながら夕食をいただきました。ここは農家の主婦たちが自宅で採れた野菜などを主に調理するところで、とくに石焼きピザが絶品です。食べながら、次はどの山に登ろうか、どんな花を見に行こうかと、二人で話し合いました。


ショウジョウバカマ

ニッコウキスゲ

ヨツバシオガマ

アオノツガザクラ

チングルマ

モミジカラマツ

ミヤマリンドウ

タテヤマウツボグサ

ハクサンフウロ

ヒナザクラ

イワイチョウ

ハクセンナズナ

アカモノ

ミヤマホツツジ

ハクサンボウフウ

ハクサンシャクナゲ

ウラジロヨウラク

ミネザクラの実

ミヤマウスユキソウ

ウサギギク

リュウキンカ



☆安達太良山登山の追加写真です! (関谷良寛 2008.07.25)

 7月6日に安達太良山に登ったのですが、そのときの様子をいち早くここに掲載したために、写真の処理が間に合いませんでした。
 そこで、今回は、その安達太良山の写真を追加で掲載いたします。行程などは、7月10日のところをお読みください。


アカモノ

イソツツジ

イワカガミ

コケモモ

クロマメノキ

ウラジロヨウラクとナナカマド

マルバシモツケ

濃色タニウツギ

スノキ

ムラサキヤシオ

ヤマツツジ

ネモトシャクナゲっぽい

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲ



☆安達太良山に登ってきました! (関谷良寛 2008.07.10)

 7月5日、第36回東北ツツジ・シャクナゲ研修会「福島大会」に参加するために、土湯に向かいました。でも、少し早めに家を出たので、急遽、浄土平に回ることにしました。目的は吾妻小屋付近にある福島県の花「ネモトシャクナゲ」を見ることですが、まだつぼみは固く、付近のハクサンシャクナゲも、同じような状態でした。わざわざここまで上ってきたので、近くの高山植物などを見て回り、研修会場に向かいました。
 土湯温泉「観山荘」には、お昼頃に着きました。研修会はプログラム通り順調に進み、とくに中島賢一氏の記念講演「有鱗片そのミクロの世界」は普段見ることのできない世界なので、興味深く拝聴しました。この東北ツツジ・シャクナゲ研修会は、7月の七夕前後に開催されることもあり、全国のツツジ・シャクナゲ愛好者が年に一度のアルタイル(牽牛星)彦星とこと座のべガ(織女星)織姫が出会うようなものです。楽しくないわけがなく、一晩中ツツシ・シャクナゲ談義に花を咲かせます。
 翌7月6日、9時ころまで奥岳登山口まで行きました。途中、下山予定の塩沢温泉の駐車場に私の車を置き、仲間の車で向かいました。今回のコースは、何人かのグループでないと無理で、必ず1台を帰り用に待機させておかなければなりません。むしろ、グループだからこそこのコースを選んだともいえます。すぐ、「あだたらエクスプレス」の乗り場からロープウエーで薬師岳展望台まで上りました。
 ロープウエーを降りると、そこは別天地です。すぐにサラサドウタンやナナカマド、イワカガミ、ベニバナイチヤクソウなどがありました。とくにベニサラサドウタンやウラジロヨウラクなどは、その花色も花形もさまざまで、何枚も写真に納めました。五葉松平あたりからハクサンシャクナゲが目に付くようになり、花も三分咲きから五分咲き程度で、昨日の浄土平周辺とはまったく違います。同じ磐梯朝日国立公園とはいえ、自然条件はまったく違うようです。
 仙女平分岐を過ぎ、安達太良山頂が近づくと、別名「乳首山(ちちくびやま)」といわれる意味がわかるような形に出合います。ここの標高は1,699.6mですから、ロープウエー山頂駅からの標高差350mほどしかありませんが、歩くと1時間程度かかります。登山道はきれいに整備され、その両側にハクサンシャクナゲなどが自生していました。
 安達太良山頂まで登り、頂上で記念撮影をし、すぐに牛ノ背を通り、矢筈森近くの沼ノ平が見えるところまで進みました。しかし、ここは硫黄臭が鼻をつき、少し離れたところで昼食をとりました。時間は11時20分でした。まずは予定通りの行程です。
 この沼ノ平では、1997年9月15日にこの火口付近を登山中の14名のうち4名が火山ガスで倒れ死亡するという事故がありました。その後、付近への立ち入りが禁止され、現在も観測が続けられているそうです。たしかに、この光景を見ると異様で、まさに地獄絵に出てくるような雰囲気があります。悪いことは絶対にしない、そう思わせるような不可思議な世界です。
 20分程度の昼食後、今度は馬ノ背を通り、鉄山に向かいました。牛ノ背、馬ノ背って意外と安直な名前だと思いましたが、通ってみると牛ノ背より馬ノ背のほうがやせ尾根で、地図には「稜線強風時危険 濃霧時登山不可」とありましたが、「なるほど!」と思いながら進みました。
 鉄山手前には、ミネズオウやクロマメノキ、さらにはイワカガミやオノエランもありました。この鉄山は標高1,709.3mあり、安達太良山より高いようです。そこを巡るようにして、鉄山避難小屋まで行きました。時計を見ると、ちょうど12時30分です。そこでみんな一休みしていましたが、地図に「しゃくなげの塔」と出ているところまで行って人もいます。ただ、何もなかったそうです。
 そこから、箕輪山のほうに向かい下り始めましたが、この道はあまり登山者が多くないようで、声を掛け合わないとどこを通っているかさえわからないほど木が茂っています。なかには、ハクサンシャクナゲやドウタンツツジなども混じっていますが、あまり良くは見えません。約30分程度で笹平分岐に着き、そこから塩沢温泉のほうに下りました。少し下ると、大きな雪渓があり、その近くにはムラサキヤシオツツジやミネザクラが咲いていました。雪渓は固く、滑りやすく、相当気をつけないと滑ってしまいそうです。登山靴だといいのですが、普通のトレッキングシューズでは少したいへんです。少し下ったところから見上げると、ところどころにまだ雪渓が残っていました。そこから流れ出た水を飲むと、本当に冷たく、のどがしびれるように美味しく感じられました。
 笹平分岐から下りて1時間ほどで僧悟台まで来ました。地図で見るとなだらかなコースに思えますが、けっこうアップダウンがあり、しかも雷が鳴り始め、雨の心配も出始めました。しかも、ここ僧悟台は、地図にもハクサンシャクナゲ群落、ヤエハクサンシャクナゲ自生地と書き込みがあり、それにも目を配らなければなりません。そうとう大きなハクサンシャクナゲの株もあり、僧悟台の下にはアズマシャクナゲもありました。もちろん、花は終わっていますが、相当な株数がありそうでした。少し雨が降ってきたので大きな木の下で休み、止むとまた歩き出すという繰り返しでしたが、ほとんど濡れずに下山できました。
 朝に車をおいた塩沢温泉登山口の駐車場に着いたのは、午後4時を少し過ぎていました。そこから車に乗り込み、みんなの車がある奥岳登山口まで行き、そこで解散となりました。自分の車に乗ったとたん、すごい土砂降りの雨が降り、駐車場も水浸しになるほどでした。さっきから雷が鳴り続けていたのですが、それが一気に雨となって降ったようです。それでも、ほとんど濡れずにすんだ幸運を自分の車のなかで一人味わいながら、その滝のような雨をジーッと見ていました。
 そして、一人でツツジやシャクナゲを栽培してもつまらない、この仲間がいるから楽しいんだ、そして、もっともっと楽しくするためにも今の仲間を大切にしなければと思いました。今回のコースだって、仲間がいるから何とか歩き通せたのかもしれないしと思いながら、帰路につきました。


ネモトシャクナゲ(吾妻小屋付近)

シラタマノキ(浄土平)

ワタスゲ(浄土平)

最初に出会ったハクサン

サラサドウタン

ベニサラサドウタン

剣咲きサラサドウタン

斑入りベニサラサドウタン

白花サラサドウタン

ハクサンのツボミ

ツボミが赤くてもこんな花色

ハクサンシャクナゲのアップ

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲ



☆福島県雄国沼に行ってきました! (関谷良寛 2008.06.25)

 6月17日、早朝に家を出て、福島県喜多方の雄国沼に行ってきました。
 最初の計画では、喜多方の県営雄国萩平駐車場から7時20分発で行くつもりでしたが、思ったより早起きできたので、すぐ出発し、始発の午前6時発に乗れました。もちろん、シャトルバスはガラガラでした。
 金沢峠への途中にはヤマツツジもまだ咲いていたのですが、峠付近ではウラジロヨウラクも満開でした。金沢峠雄国沼入り口には20分ほどで着きましたが、ウグイスが鳴き、さらにはカッコウの鳴き声も聞こえてきました。
 すぐに撮影開始しましたが、誰もいなかったので、生暖かい木道に寝転んで、真っ青な空を眺めました。雲一つなく、なんか不思議な世界に迷い込んだような気持ちになりました。
 人の足音が聞こえてきたのは、午前9時ころからです。それまで、思いっきり写真を撮り、途中のコンビニで買ってきたおにぎりをほおばり、十二分に楽しみました。
 9時50分発のシャトルバスで下りましたが、これもガラガラ、県営雄国萩平駐車場もまだ車が少なかったようです。その近くから、飯豊山が良く見えたので写真を撮りました。蕎麦の花が満開で、麦も収穫の時期を迎え、なんか季節感がごちゃごちゃになってしまいそうでした。蕎麦の花に誘われて、お昼は山都町宮古で蕎麦懐石を食べて、帰宅しました。


雄国沼の朝

レンゲツツジとナナカマド

雄国沼とレンゲツツジ

雄国沼に近づく

レンゲツツジと雄国沼

レンゲツツジと雄国沼

レンゲツツジ

レンゲツツジ

ウラジロヨウラク

タテヤマリンドウ

ミツガシワ

ウワミズザクラ

飯豊山とソバの花

麦畑と飯豊山

金沢峠から見る喜多方市街



☆奥日光に行ってきました! (関谷良寛 2008.06.10)

 5月26日、シャクナゲの仲間たちと奥日光に行ってきました。案内は、ここを遊び場にしている方で、まったくおんぶにだっこ状態で楽しんできました。
 自宅を出たのは午前4時45分、福島飯坂インターから東北高速に入り、そのまま日光清滝まで直行しました。いろは坂を上り、竜頭の滝付近で時間調整をし、待ち合わせ場所に向かいました。そこから、低公害バスに乗り換え小田代ヶ原、弓張峠を経て中禅寺湖畔の千手ヶ浜まで行き、そこから歩きます。そこでアズマシャクナゲやトウゴクミツバツツジなどを見て回りました。
 そこから再び低公害バスで待ち合わせ場所まで戻り、自分の車で湯ノ湖に向かいました。ここは、ちょうどアズマシャクナゲが咲いていて、ゆっくりと写真を撮ることができました。
 そこから、光徳牧場にまわりアイスクリームを食べ(いわば恒例となっています)、駐車場に戻り各自の車で帰路につきました。私は鬼怒川から川治、そして福島県の会津高原を通ってゆっくりと帰りました。自宅には午後10時ころに着きました。この日の走行距離は480Kmほどでしたが、野生のアズマシャクナゲを見ることができて、ほとんど疲れを感じませんでした。
 ここに、今回の写真の一部を掲載しますので、その雰囲気だけでも味わっていただければと思います。


竜頭の滝とトウゴクミツバ

トウゴクミツバと竜頭の滝

トウゴクミツバ(竜頭の滝)

シロヤシオと中禅寺湖

アズマシャクナゲ(中禅寺湖畔)

トウゴクミツバ(中禅寺湖畔)

アズマシャクナゲと湯ノ湖

アズマシャクナゲと湯ノ湖

アズマシャクナゲと湯ノ湖

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ



☆シャクナゲが咲いています! (関谷良寛 2008.05.25)

 シャクナゲが咲いています。
 今回は、5月15日から21日までの間に咲いた原種シャクナゲを掲載します。「世界の原種シャクナゲ園」はもちろん、小町山自然遊歩道に植えてあるものも少しずつ大株になり、咲き始めてたものもあります。
 なかには、まだ小さいのは鉢植えにしていますが、いずれ、将来はすべて地植えにする予定です。というのは、地植えにしないと、本来の木姿にならないからです。花も葉も鉢植えだと小柄ですが、地植えだと大きくなります。
 ただ、地植えだと花を付けるのに年数がかかりますし、広い面積が必要になり、どこに何を植えたのかわからなくなる場合もあります。もちろん、すべてノートに控えてありますが、30年以上になると、斜面の場合には根っこの部分から離れて株が立ち上がり、わかりにくくなるのが現実です。おそらく、山でもそのように育っています。だから、毎年確認作業を続けなければならないし、写真を撮り、それを控えておくことが大切です。
 もちろん、仕事の合間に撮るものですから、知らないうちに花が終わってしまっているのもかなりあります。とりあえず、その一部をここに掲載させていただきます。


R.arboreum(Bhutan)(5月15日)

濃色アズマシャクナゲ(5月15日)

R.morii(5月15日)

アカボシ(5月19日)

R.williamsianum(5月19日)

R.decorum(5月19日)

R.delavayi(5月20日)

R.griffithianum(5月20日)

R.discolor(5月21日)

R.chlorops Lackamas Cream(5月21日)

R.hippophaeoides(5月21日)

五頭錦(5月21日)

R.fortunei(5月21日)

R.campylocarpum・ピンク系(5月21日)

白花アズマ(5月21日)



☆シャクナゲが咲き始めました! (関谷良寛 2008.05.10)

 やっと、シャクナゲが咲き始めました。
 そこで、5月1日から10日までの間に咲いた原種シャクナゲをここに掲載します。「世界の原種シャクナゲ園」は、未だ公開はしていませんが、少しずつ大株になり、咲いているものもあります。ここには、直接自分で歩いて探し出したシャクナゲだけを植栽していますので、花を見るにはまだ10年以上かかるものもあります。
 それでも、誰かが実生なり栽培をしなければ花を見ることはできないので、これからも収集を続けていきたいと思います。


アズマシャクナゲ(5月2日)

R.arboreum Bhutan(5月3日)

アズマ霊鳳(5月4日)

白花アズマ(5月5日)

R.williamsianum(5月5日)

R.williamsianum(5月5日)

R.sperabile var weihsiense(5月7日)

R.discolor(5月9日)

アカボシ(5月9日)

R.campylocarpum(5月9日)

タンナゲンカイツツジ(5月9日)

不詳(5月9日)



☆春の陽気になりました! (関谷良寛 2008.04.25)

 今年の冬は、今思えば、暖冬とささやかれながらも、雪が降り寒さも厳しかったようです。例年通り、屋根の雪下ろしを2度ほどやりましたし、ほぼ毎日雪道の除雪をしました。雪のないところの人にすれば、雪はそれなりにきれいでしょうが、雪国の人にとっては、雪は生活に支障をきたすものです。
 でも、自然界においては、雪は植物たちにとって冬のベットのようなもので、寒さに弱いものでも比較的簡単に冬越しができます。もちろん、シャクナゲも同じです。
 今、小町山自然遊歩道では、春の陽気に誘われて山野草が花開いています。シャクナゲも少しですが開花しています。
 4月12日から24日までに撮ったものの一部を、ここに紹介します。


キクザキイチリンソウ

キクザキイチリンソウ(紫花)

フクジュソウ

紅エゾ×サクラタンナ

サッチュアネンセ(R.sutchuenense)

キブシ

ザゼンソウ

ミズバショウ

エンレイソウ



☆パソコンをグレードアップ! (関谷良寛 2008.04.10)

 今使っているパソコンは、8年前から使っていて、部品の一部は取り替えたりしたものの、ほとんどそのままです。しかし、以前から画像処理に時間がかかり、メモリーを交換しようと思っていましたが、一番安い規格の PC2 6400 DDr2 SDRAM は1Gバイトのバルクで2,000円前後なのに、私のパソコンに合う規格のメモリーはだいぶ高いのです。
 それでいろいろと考えたのですが、結局はマザーボードとCPUとメモリーを替えることにしました。しかも、一昨年、ある雑誌のプレゼントでパソコンケースが当たっていたので、今回はそれを使いました。
 さらに、パソコンをグレードアップすると、次に気になりだしたのが液晶ディスプレーです。今までは、ナナオのFlexScanを使っていたのですが、だいぶ古くなり、16インチというちょっと中途半端なサイズも狭く感じられてきたのです。今はほとんどをデジカメで撮っていますが、その撮った画像をチェックするのは液晶ディスプレーですから、もしそれが写真本来の色合いを再現できないとすれば、画像処理はできません。そう考えれば、カメラも大事ですが、それ以上にディスプレーが大事かもしれないと思い至りました。
 そこで、同じナナオの3月に出たばかりの ColorEdge CG222W か、今月末に出る予定のサムスンの SyncMaster XL20Plus を考えていましたが、最終的にはNECの LCD2490WUXI を買いました。さらにグラフィックボードが懐かしいほど昔の matrox の Millennium G550 で対応せず、これも ASUSTex の EN8600GT SILENT に替えました。
 その部品交換の様子を、写真に撮りましたので、下に載せます。あまり参考にはならないと思いますが、プラモデルを組み立てるとほとんど同じようにできます。興味のある方は、チャレンジしてみてください。


新しいマザーボード

解体前のパソコン

新しくなったパソコン



☆新潟県立植物園に行ってきました (関谷良寛 2007.12.25)

 12月12〜13日と、新潟県に行く機会があり、ついでに新津にある新潟県立植物園に行ってきました。
 ここには温室が3つあり、第1温室が「熱帯植物ドーム」、第2温室が「花と緑のステージ」、第3温室が「花と緑のアトリウム」と名付けられています。ちょうど、11月14日から12月26日まで、「クリスマス展」が開かれていて、ポインセチアやシクラメンなどの鉢植えもたくさん飾られていました。
 なお、平成20年1月4日から2月3日までは「第7回古典園芸植物展」の展示を予定しているそうです。もし、機会があれば訪ねてみてください。


R.jasminiflorum

プリンセス・アレキサンドラ

R.stamineum

R.formosum

R.konori

R.veitchianum

※この『Guest Room(自由広場)』も今年最後の更新となりました。
 多くのツツジ・シャクナゲ愛好者の方々にさまざまな情報を提供したいと思っていますが、最近、愛好者の方々からの情報提供が少なくなっています。こちらからの一方的な情報では、この存在意義もあまりなさそうです。来年はちょっと考えてみたいと思っています。



☆来年の花芽です (関谷良寛 2007.12.10)

 11月18日に初雪が降り、その後22日〜23日と雪が降りましたが、今ではほとんど消えてしまいました。
 その雪の間に、何回か小町山自然遊歩道のシャクナゲの来年の花芽を確認してきました。
 それが下の写真です。白いのは雪ですが、長靴でも行けないところがあり、ホンの一部しか写真を撮れませんでした。


アズマシャクナゲ

ツクシシャクナゲ

R.fortunei

R.williamsianum

R.discolor

R.arboreum

※この他にも来年の花芽をいくつか撮りましたが、自然の山々では来年の花芽が少ないということから小町山自然遊歩道を調べてみただけです。おそらく、今のままですとそれなりに花が咲くと思いますので、もし機会があればお訪ねください。



☆La Festa Mille Miglia 2007 (関谷良寛 2007.11.10)

 今年も La Festa Mille Miglia 2007 があり、小野川温泉を駆け抜けました。参加車は、118台で、10月13日に原宿明治神宮前を出発し、16日の横浜元町のゴールを目指して走りました。
 このミツレ ミリアは、今年で11年目。毎年、小野川温泉もチェックポイントになっています。なかなかこのようなクラシックカーを見る機会がない地方にとってはまたとない機会ですし、車を大切にする、ひいてはモノを大切にするきっかけになってほしいと思います。
 ある旅で出会ったスイス人の話しですが、スイスでは、古い車に乗っていればいるほど、スゴイと言われるそうです。ところが、日本では、新しい車のほうがスゴイと思われがちです。
 そろそろ、新しいのが一番という価値観が変わってもいいのではないかと、このたくさんのクラシックカーを見て思いました。
 なお、車の名前の後ろの ( ) は、製造年です。また、ナンバープレートには、ぼかしを入れましたので、ご了承ください。


Bugatti T37A(1926)

Bugatti T37A(1928)

Bentley Speed Six(1929)

Salmson GS 8(1929)

Rally N C P(1931)

Aston Martin Le Mans Competion(1932)

MG L Type Magna(1933)

Fiat 508S Balilla(1933)

Talbot 90 Sports(1933)

Fiat 508S Balilla Coppa D'olo(1933)

Singer 9 Le Mans(1934)

Bentley 3 1/2 Litre(1934)

※もっともっと、たくさんのクラシックカーの写真を撮りましたが、今回は12枚だけ載せます。もし希望があれば、さらに掲載したいと思います。



☆秋色に染まっています (関谷良寛 2007.10.25)

 10月24日、毎年、秋になると来年のシャクナゲの花芽確認をするのですが、今年も行ってきました。
 でも、山のシャクナゲの花芽は少なく、おそらく7月の日照不足と8月の高温の影響もあるのではないかと思います。それでも、昨年の花芽確認のときよりは幾分良いようです。小町山自然遊歩道では、今年よりだいぶ咲きそうな予感です。
 その山行きで、秋の風景を撮ってきました。それが、下の写真です。新しくもとめたカールツァイスのレンズも、この秋色を引き出すのに効果があったようです。天気にも恵まれ、真っ青な空の下を歩くのは、とても気持ちの良いものです。


錦平の樹々

遠く磐梯山と早稲沢を望む

遠山茫々(墨絵の世界)

※今年の紅葉は例年より遅れているようです。しかも、あまり派手さはなく、すぐ茶褐色になり、落葉しているようです。
 この時期、石楠花や躑躅の写真はほとんどないので、このような自分が出会ったとっておきの一枚があれば、ご投稿をお願いいたします。多くの人に見てもらって成長する、それも大事なことだと思います。



☆秋です (関谷良寛 2007.09.25)

 9月21日、まだ暑かったのですが、秋の訪れを見つけようと出かけてみました。
 そろそろ稲刈りがはじまり、赤とんぼが飛び、白いソバの花も満開でした。新しくもとめたカールツァイスのレンズの試し撮りをかねて、何枚もシャッターを切りました。


稲刈り前の田んぼ

窪のソバ畑

クリの毬

※季節は少しずつ変化しています。その変化は、家の中にだけいては感じられません。そういえば、どんな組織も、外からも見てみなければ実体はなかなかわからないようです。



☆今年の夏山で撮った写真です (関谷良寛 2007.08.10)

 今年も、吾妻山や蔵王山に登って、写真を撮ってきました。
 そのいくつかを、ここに掲載します。今年の山は、シャクナゲなどの開花は少なかったものの、変わり花を見つけました。これも異常気象の影響なのかどうかはわかりませんが、花が少ないときほど、変わり花が多いと、ある植物研究者から聞いたことがあります。
 そういう意味では、シャクナゲなどの開花の多少も、楽しみという観点から考えると、あまり違いはないのかもしれません。


ウラジロヨウラク (蔵王6/25)

レンゲツツジ (坊平6/25)

白花タニウツギ (坊平6/25)

白花イワカガミ (蔵王6/25)

コマクサ (蔵王7/23)

ハクサンシャクナゲ (蔵王7/23)

コメツツジ (蔵王7/23)

ウメバチソウ (浄土平8/8)

ハクサンシャクナゲの花後 (浄土平8/8)

※ここは、シャクナゲやツツジ以外の花情報でも掲載させていただきます。更新日は毎月10日と25日を予定していますので、よろしくお願いいたします。



☆第35回東北ツツジ・シャクナゲ研修会について (関谷良寛 2007.07.09)

 7月7〜8日、第35回東北ツツジ・シャクナゲ研修会が宮城県担当で開催されました。
 場所は宮城県松島の「花ごころの湯 新富亭」で、全国から105名ほど参加されました。おりしも7月7日は七夕で、1年にたった一度だけ「おりひめ(織女 )」と「ひこぼし(牽牛)」が出会うといわれるその日に、ツツジ・シャクナゲ愛好者が松島に集まりました。
 今回、岩手の矢吹さんの申し出で、前回開催から今回までの間に残念ながらお亡くなりになられたツツジ・シャクナゲ愛好者各位の黙祷をしてから、研修会が始められました。この気持ちは、講演者の谷井恵氏を紹介するときにも少し紹介したのですが、谷井ご夫妻も入っておられた『ひろこの会』の会員のお一人が、「人は生きているうちに評価されることはない。むしろ、亡くなられてお墓に入ってから、家族や親族以外の方がどれほど墓参りをしてくれるかです」と話されたことがありましたが、まさにその通りで、今回は心を一つにして黙祷されたことは特に意義深いものでした。
 この東北ツツジ・シャクナゲ研修会は、宮城の故谷井氏、山形の松木氏、福島の遠藤氏のご三方が中心になり発足されたもので、1回も休むことなく続けられてきています。ある福島での研修会で、遠藤前福島支部長さんは、「朋遠方よりきたる また楽しからずや」と挨拶され、満場の拍手が鳴り響いたことを昨日のことのように思い出されます。その精神は今も明け継がれ、たった一晩の語らいに全国から集まってくるのは、楽しいからに他なりません。
 この「楽」という言葉は、草冠を付けると「薬」になります。ツツジやシャクナゲなどの植物を楽しみながら栽培していると、それが最高の薬ではないかと常々考えています。長年かかってやっと花を咲かせたときの喜びは、何物にも代え難いものです。その喜びや楽しさを語り合える仲間たちは、かけがえのない友人たちです。人は、他の人が喜んだり楽しんだりしていることを見るだけでも、楽しくなれるものです。そういう意味では、その友人たちが集まる研修会が楽しいというのは、至極あたりまえのことで、だからこそ、織り姫と彦星のように、毎年たった1回ではあっても東北の地に集まるのだと思います。
 もちろん、今回の開催県である宮城の方々には、とても感謝しています。参加するのは、ただ楽しいだけですが、その場を設定する苦労はとても大変です。1年も前から準備をされ、開催当日はゆっくりと席に着く間もないほど走り回り、すべての日程が終わっても後片付けが待っています。でも、その下支えを厭わない東北人の粘り強さが、35年も続けてきた所以ではないかと思い、そのことに誇りを持っています。そして、この東北ツツジ・シャクナゲ研修会が、幾多の障害があろうとも、東北人の実直さで継続されていくことを願っています。

 下にその時の写真を載せてありますので、参加された方はそのときの楽しさを思い出し、事情があって参加できなかった方はこの写真から雰囲気だけでも味わっていただければと思います。
 なお、個人的には、前日の6日から山梨の方々と一晩語らい、翌日はたくさんの方々と松島でお話をし、翌々日の8日の晩には、神奈川や千葉などの方々とスライドを見ながらのシャクナゲ三昧の日々でした。やはり、「朋遠方よりきたる また楽しからずや」を実感した3日間でもあります。


黙祷の趣旨を説明する矢吹氏

開会挨拶(太田道衛氏)

講演(谷井恵氏)

講演(羽鳥勝氏)

種苗交換会(1次会場)

種苗交換会(1次会場)

種苗交換会(2次会場)

懇親会

懇親会

和気藹々の仲間たち

中締めする中野氏

中部研修会の案内をする花田氏

第2次研修会場でも乾杯

第2次研修会

第2次研修会スライド映写

※静岡の花田さんから、「第12回中部地区ツツジ・シャクナゲ研修会」へのご案内がありました。
 平成19年10月20(土)〜21(日)の日程で、静岡県富士市の富士ハイツで開催するとのことです。ぜひ参加していただきたいということでした。



☆お晩です (矢野様の投稿 2007.05.25)

 わたくしの年賀状はミツバツツジの写真入りです。来年用は三重・尾鷲市曽根地区のオンツツジにしました。
 地元の新聞はムラサキオンツツジと言っていますが、数年前見た九州のオンツツジの朱色とあまり変わりがないような気がしました。


2007-04

2007-04


※矢野様から写真お送りいただきました。矢野様といえば、やはりツツジです。これからもよろしくお願いいたします。



☆今年5月に咲いたツツジの仲間たちです (関谷良寛 2007.05.25)

 今年もシャクナゲだけでなく、ツツジの仲間たちの写真をたくさん撮りました。
 小町山自然遊歩道に植えこまれたツツジが多いのですが、なかには栽培がちょっと難しく鉢植えにしているものもあります。たとえば、チベット原産の青実のシラタマノキ(Gaultheria trichophylla)などは、他の植物に負けてしまうので鉢で育てるしかないようですし、洋種イワヒゲ(Cassiope mertensiana)などもそうです。
 このツツジの仲間には、花だけでなく実も楽しめるものがあり、とても魅力があります。そういえば、ブルーベリーなどのベリー類も、花も壺形でかわいらしいですし、もちろん実も食べられ、しかも秋の紅葉も楽しめます。
 まだ、今のように流行っていない20数年前に、小町山自然遊歩道にこれらのベリー類を植え、野鳥や小動物が残したら自分も食べようと思ったのですが、ちょっとはかない夢に終わってしまいました。数年前から、また少しずつ増やしていますので、いずれできるかと思います。
 やはり、多くの人たちとも仲良く、自然界の他の生きものたちとも仲良く、それができればいいなあと思っています。


イソツツジ(吾妻山) (5/22)

ムラサキヤシオツツジ (5/10)

Cassiope mertensiana (5/11)

イワヒゲ (5/12)

コケモモ (5/12)

ヒメシャクナゲ (5/12)

ヤマツツジ (5/19)

レンゲツツジ (5/20)

ハコネツリガネツツジ (5/25)

※皆さまのところでもシャクナゲやツツジの花が咲きましたら、ぜひご投稿ください。更新は毎月10日と25日ですから、そのときに掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。



☆5月上旬に咲いたシャクナゲたちです (関谷良寛 2007.05.10)

 今年のゴールデン・ウイークは、前期と後期に別れたような休みでしたが、いつもはできなかったことができたのではないかと思います。
 そこで、『今週の一言』には、バーナード・ショーの「本当の余暇とはわれわれの好きなことをする自由であって、なにもしないということではないのです。」という名言を載せました。たしかに、家でゴロゴロしながらテレビを見るなどという暇つぶしもありますが、趣味に時間をたっぷり使うというのが生きがいにつながるような気がします。
 この下に載せた写真は、連休後半の5日から7日にかけて撮ったものです。


R.pemakoense (5/5)

アズマシャクナゲ「霊鳳」 (5/5)

白花アズマシャクナゲ (5/5)

R.arboreum patterson NW (5/5)

R.arboreum(Bhutan) (5/6)

R.thomsonii(Bhutan) (5/6)

R.hippophaeoides (5/7)

R.exquisitum (5/7)

Gaultheria trichophylla (5/7)

※皆さまのところでもシャクナゲやツツジの花が咲きましたら、ぜひご投稿ください。更新は毎月10日と25日ですから、そのときに掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。



☆ネパールのシャクナゲたちです (関谷良寛 2007.04.10)

 今年の日本は少雪で暖冬でしたが、ネパールのカトマンドゥでは62年ぶりに雪が降ったそうです。地方でも、寒い日が続き、雪も多かったということでしたが、それでも、なんとかネパールのシャクナゲを見たくて出かけました。
 詳しくは、これから少しずつ紹介できると思いますが、まずはとりあえず写真だけでもここに掲載させていただきます。今回はフィルムカメラを使わず、すべてデジタルカメラだけで撮影しました。そこで、データの保存には細心の注意をはらい、コンパクトフラッシュのデータを毎日外部ストレージにコピーしました。前にも書きましたが、デジタルの怖いところは、形が見えないところです。このメモリーのなかに書き込まれているといいましても、それが本当かどうかは読み出してみないとわかりません。撮ったつもりで、家に帰り、パソコンで読みだそうとしたら何も写っていなかったということがあるかもしれません。それで保険のつもりで、二重にデータを作ったのです。
 幸いにも、そのいずれのデータもしっかり保存されていましたが、帰国してから、すぐにDVDに書き込みました。まだ撮影総枚数はわかりませんが、おそらく5,000枚近くにはなるだろうと思います。
 まずは、その写真のいくつかをどうぞ!


アルボレウム シブァプリ山 (3/14)

大輪トキソウとシャクナゲ (4/15)

シャクナゲに雪 (4/16)

アルボレウム ダーマン (4/18)

アルボレウム ダーマン (4/19)

アルボレウム ガンドルン (4/24)

アルボレウム バイシカルカ (4/25)

ロッジ前のシャクナゲ (4/26)

ピンク花のアルボレウム (4/27)

ロッジ近くのアルボレウム (4/28)

お釈迦さまが荼毘にされた所 (4/21)

祇園精舎の菩提樹 (4/22)

※『平家物語』冒頭部分に「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。」という有名なくだりがありますが、その祇園精舎跡にも行ってきました。
 しかし、もともと祇園精舎には鐘はなかったのですが、これを読むと、悠久の歴史の一こまが鮮やかに蘇ってくるように感じるから不思議なものです。
 今回の旅で一番心配だったのは、ネパールの治安でした。しかし、実際に行ってみると、以前より警官の姿も少なく、チェックされることもほとんどありませんでした。実感としては、むしろ治安はよくなっていると思いました。



☆山梨より花便り (山梨県 牛村様 2007.04.09)

☆年度初めの慌ただしさで、ツツジ・シャクナゲのいい季節をゆっくり愛でていられないのが、本当に残念です。
 現在の状況の一コマです。


ヤクシマヒカゲツツジ(4/7日)

伊勢ヒカゲツツジ(4/7日)

ミニチュアピンク(4/7日)

ウエディングブーケ(4/9日)

ツクシシャクナゲ(4/9日)

ムーンワックス×ホテイ(4/9日)

黄花シャクナゲ×屋久島白(4/9日)

早咲きツクシ(4/9日)

太陽(4/9日)

※毎年忘れずに山梨より花便りをいただいています。「年々歳々花相似たり. 歳々年々人同じからず 」といいますが、世の中にはなるべく変わらないようにと配慮する方もおられるようです。とくに花好きな方は、そうありたいと私も思っています。



☆内藤芳徳先生の回想 (山梨県 牛村様 2007.02.19)

☆私が知ってる先生の面影について少し回想させていただきます。(先生の経歴につきましては、RHODODENDORON SPECHIES OF THE WORLD 内藤芳徳・編集の編者プロフィールに詳しく載っています。)
 先生は、脳外科の医師として山梨県内では脳外科手術の第一人者として多くの患者の命を救ってこられました。
 その一方、ツツジ・シャクナゲの栽培は勿論、自生地見学にもよく行かれるなど、ツツジ・シャクナゲをこよなく愛されました。
 更に、JRSの設立当時から理事として活躍され、特に第2回全国大会を甲府市にある岡島デパートで盛大に開催し、大成功を納めたことは伝説話となっています。
 また、お酒をこよなく愛され、ウイスキー、日本酒、焼酎などをおいしさそうに飲まれていました(若い頃は、夜は甲府市内を豪遊されたり、休日にはポルシェを乗り回されたりは有名でした。)
 その傍ら、持ち前の研究熱心さを遺憾なく発揮され、我々後輩に「原種シャクナゲ事典」及び集大成ともいえる「RHODODERNDORON  SPECIES OF THE WORLD」を編集・出版されました。
 また、写真撮影や尺八愛好など趣味も多く心豊かに過ごされながら、奥様と一緒にキリスト教徒として教会にも行かれていました。

    私どもはここに、暖かく包容力のあった内藤先生のご逝去を謹んでお悔やみ申し上げます。

※シャクナゲの仲間では、いつも一番近くにおられた牛村さんからご投稿をいただきました。おそらく、山梨の方々にとっては、大きな支えをなくされたようなお気持ちかと存じます。心よりお察し申し上げます



☆山梨県甲府市の内藤芳徳氏 ご逝去

☆山梨県甲府市の内藤芳徳氏が2月15日にお亡くなり、17日にお通夜、18日に甲府シティホールで告別式が営まれました。
 そのときの様子を山梨の牛村さんにお聞きしますと、「葬儀は、キリスト教式でした。先生の写真が飾られた祭壇は、いずれも純白の菊、胡蝶蘭、ユリ等できれいに飾花され、斎場ホールには賛美歌の歌声が流れる中、厳かに行われました。私達、県内ツツジ・シャクナゲ愛好者も、一人一人入口で渡された純白のカーネーションを献花し、先生とお別れしました。」ということです。
 シャクナゲ界にとっては、ほんとうにかけがえのない方でした。右の写真は、2002年2月16日の出版祝賀会記念講演のときのものですが、シャクナゲやツツジに対する熱い思いを淡々とお話しされたことを思い出します。そこで、下にそのときの写真を掲載いたします。
 初めて内藤氏にお会いしたのは、20年以上も前のことですが鮮明に覚えています。東北研修会でたまたまお風呂でいっしょになり、つい、「内藤さん・・・・・」と話しかけたのでした。すると、「そう、そのように呼んでいただいたほうが親密さがあっていいですよ。同じ趣味でつきあうんだから、年齢も職業もなんにも関係ない、ツツジやシャクナゲが好きかどうかだけですよ」と語り初め、いろいろなことを教えていただきました。それ以来、お会いするたびにシャクナゲ談義に夢中になり、時間の経つのも忘れるほどでした。
 もし、内藤氏との思い出などがありましたら、『Guest Room(自由広場)』にご投稿ください。短くても、写真などでもいいですので、よろしくお願いいたします。


吉岡碩子さんから花束贈呈をうけ

出版祝賀会 記念講演会場

記念撮影



☆昨年5月下旬に咲いた原種シャクナゲです (関谷良寛 2007.01.25)

 今年は小雪で暖冬傾向が続いていますが、昨年は大雪でした。
 それでも、シャクナゲたちは遅い春を迎えて、精一杯の力でたくさんの花を咲かせてくれました。その昨年春の様子を思い出しながら、写真を撮った原種シャクナゲをここに掲載しました。これは5月下旬の10日間に咲いたものです。
 現在は、すべて雪のなかなので、手入れの必要はありません。こんなときは、今年1年、どんなシャクナゲが新たに咲くのだろうかとわくわくした気持ちで待つしかありません。


R.sperabile var weihsiense (5/19)

R.gymnocarpum (5/20)

R.exquisitum (5/20)

R.hippophaeoides (5/21)

R.hyperyhrum (5/23)

R.chlorops Lackamas Cream (5/23)

R.discolor (5/23)

R.racemosum (5/24)

R.fortunei (5/24)

R.pseudochrysanthum EXBURY (5/24)

R.delavayi (5/24)

R.bureavii Lem's form (5/25)

R.williamsianum (5/26)

R.impeditum (5/29)

R.camphylogynum cremastum (5/31)

R.griffithianum (5/31)

R.campylocarpum (5/31)

R.carolinianum (5/31)

※皆様も、思い出の写真などがありましたら、お寄せください。また、お寄せいただいた写真は、ここに掲載させていただく以外の使用はいたしません。また、迷惑メールが多くなっている現状などから、氏名などを伏せたいということであれば、匿名でも可とさせていただきます。



☆久しぶりです (矢野様の投稿 2006.12.01)

 1枚目は岩手大会北山崎から宿舎途中に海岸の崖80m上に咲いていたシャクナゲですが望遠レンズを付けなかったのでカメラの限界です。
 2枚目のツツジは日光・竜頭の滝のトウゴクミツバツツジです。満開過ぎでした。


北山崎のシロバナシャクナゲ

トウゴクミツバツツジ


※矢野様から写真お送りいただきました。これからの半年は、1年を振り返っての写真をぜひお送りください。これからもよろしくお願いいたします。



☆シャクナゲの花芽情報 (須斎様の投稿 2006.10.28)

 昨日また奥日光へ行って来ましたので投稿します。
 15日の草津に続き、27日雨や霧の中、奥日光湯ノ湖畔、アズマの蕾の状況確認とカラマツの黄葉を楽しんで来ました。
 蕾と葉の色が同色とあって見難いのですが、今年並みと数は少ないようです。
 5月になると蕾が赤くなりもっと見つけられ、増えると思いますが、期待はあまり持てないと思われます。
 写真は、湯ノ湖畔の蕾を付けたアズマシャクナゲで、数は10個ほどしか、みつけられませんでした。

※須斎様からふたたびご投稿いただきました。これからも、よろしくお願いいたします。
 


☆シャクナゲの花芽情報 (須斎様の投稿 2006.10.22)

 先週15日、草津白根山へ行ってきました。紅葉は石楠花の群生地である武具脱ノ池付近では真っ盛りでした。
 山頂付近から芳ヶ平を見下ろす丘陵までと下山後、武具脱ノ池周辺を散策してきました。
 武具脱ノ池付近でのアズマの蕾はごく僅かしか付いていませんでした。春に赤くなってくると目立ち増えてくるとは思いますが、一寸少なかったようです。
 (左の添付写真は、武具脱ノ池周辺での群生地での紅葉です。)
 他の写真はHP [石楠花写真の館] 「秋の彩り/白の世界」のページをご覧ください。
 来週は日光の状況を見てくる予定です。また、報告します。

※須斎様からご投稿いただきました。これからも、ぜひよろしくお願いいたします。
 


☆酒井秀雄さん ご逝去 (岩手県 矢吹様 2006.10.11)

☆新潟市古津の酒井秀雄さんが9月21日にご逝去されました。酒井さんには当支部への苗木供給。東北研修会開催協力、JRSプラントバンクへの苗木提供など、シヤクナゲ界に終生尽力されました。ご葬儀は9月25日に新潟市新津東町・さつき会館で行われ、岩手支部を代表して支部長矢吹が参列し、お見送りして来ました。酒井さんは、この6月に田野畑村・岩手支部主催、第34回東北ツツジ・シヤクナゲ研修会に、遠路遥々いつものようにシヤクナゲ苗木を沢山持って参加して貰いましたが、これが最後の東北研修会参加となりました。
 酒井さんとは手紙のやり取りの他、何度か新津のシヤクナゲ圃場も訪問させて頂き、花木の話、肥料の話、若い時の戦場の話等、何時も温和で丁寧に応対して頂きました。特に若き陸軍中尉として戦闘で部下を失った事の苦悩や、交戦相手、そして迷惑を掛けた戦場下の中国の人達への思いなど、戦後の人間復活の心の中で何時も背に十字架を背負われていて、その思いがシャクナゲの花に化身したのだと思うのです。これからもシャクナゲ栽培を目指す人は、酒井さんの花心を大切にし、何時の日か我々も彼岸の向こうに渡った時には、「酒井さんこんなシヤクナゲ咲きました」と報告出来る事を願うのです。 合掌
 日本ツツジ・シャクナゲ協会 岩手支部長 矢吹明

 以上は「ロードデンドロン・イワテ」(第18-4号)に掲載されたものです。このニューズレターには、矢吹さんと酒井さんとの最後の写真が載っています。撮影は野田坂さんで、場所は田野畑村北山崎の「はまぎく」前だそうです。いっしょに同封されてきた「酒井秀雄儀 追悼文」は、私たちシャクナゲ仲間には知り得なかった多くのことが書き記されていました。今年の第34回東北ツツジ・シヤクナゲ研修会に参加された方にはお送りしたそうですから、ぜひ、お読みください。



☆新潟県新津の酒井秀雄さん ご逝去

☆9月21日、新潟県新津の有限会社日本シャクナゲの酒井秀雄さんが亡くなられました。享年88歳です。
 シャクナゲ界にとっては、まさにかけがえのない方を失いました。今年6月の「第34回東北ツツジ・シャクナゲ研修会 岩手大会」では、とても元気なお姿でしたのに、返す返すもただただ残念です。今、そのときの記念写真を見ていますが、前から二列目の一番左側で、真っ白な髭をたくわえ、すごい存在感を感じさせています。おそらく、ここでお会いになられた方々は、とても信じられないことだと思います。私もこの6月に手紙をいただき、それが最後になってしまいました。ここに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
 葬儀(喪主 酒井隆行氏)は、9月25日午前9時から、新潟市新津のさつき会館で行われました。参列された岩手県の矢吹さんにお聞きしますと、50代にして仏弟子となられていたようで、だからこそ、いつもおだやかなお顔をされていたのではないかと思いました。
 それにしても、矢吹さんは温情溢れる方だと思います。彼は淡々と、「当日は盛岡午前3時出発、新津同8時30分着 片道400キロを超え、一人で走るのはヤヤ距離がありましたが、お世話になった酒井さんはアチコチの研修会に一人で苗木を運んで大会協力して貰ったことを思えば、なんて事はないのです」とおっしゃっておりました。
 右の写真は、今年の東北ツツジ・シャクナゲ研修会での一こまです。
 また、このホームページを見て初めて知ったというメールや、電報やお悔やみ文、そして御香料などを送られたというご連絡もいただいております。みんなかけがえのない仲間です。その仲間が一人でも欠けることはとても寂しいことではありますが、その気持ちを何らかの形で表したいものです。もし、酒井さんとの思い出などがありましたら、『Guest Room(自由広場)』にご投稿ください。短くても、写真などでもいいですので、よろしくお願いいたします。



☆第34回東北ツツジ・シャクナゲ研修会 岩手大会 (関谷 2006.06.21)

 2006年6月17〜18日と、岩手県下閉伊郡田野畑村北山崎で「第34回東北ツツジ・シャクナゲ研修会 岩手大会」が開催されました。
 午前11時から「はまぎく」という北山崎付近の会場で受け付けがはじまり、展示品を見たり、ビジターセンターの大型スクリーンで北山崎の四季の変化を鑑賞したり、また北山崎付近を散策したりと、旧来の仲間を誘っての交流の輪があちらこちらに広がっていました。私は、午前11時20分ごろに到着し「ここは遠い、自宅から420Kmもあったよ!」と話したら、それを聞きつけた滋賀県の松村さんは「私らなんか1,200Kmだったけど・・・・・」ということでした。もう恐縮することしきりでした。遠くは北海道から九州まで、多くの仲間たちがここ北山崎に集まったようです。
 先ず北山崎のシロバナシャクナゲ即売品を見て、昼食を食べ、それから数人と連れだって北山崎まで下りてみることにしました。ずーっと階段が続き、断崖の頂上にある展望台から波打ち際までは718段もあるそうです。でも、下まで下りてみると目の前に岩礁が迫ってきて、その迫力には圧倒されてしまいました。すぐ目の前の絶壁には、シロバナシャクナゲがまだツボミでしたがへばりつき、そこまで白い波しぶきがかかってしまうのではないかと思われるほどでした。まさか、こんなところに自生しているとは思いも寄りませんでした。しかし、帰りの階段のきついことキツイコト、たかが718段ですがされど718段です。おそらく往復で40分はかかったようです。
 午後1時から開会式が狩野さんの司会ではじまり、先ず中川JRS岩手副支部長の開会宣言、そして矢吹JRS岩手支部長の歓迎の挨拶がありました。次に来賓祝辞として上机田野畑村長、次に鎌田環境省主席自然保護官が述べられました。どちらもこの北山崎の特異性について言及され、その取り組みに感銘を受けました。今回は環境省の方々や田野畑村の役場関係者、そして北山崎の自然を守る会の会員、田野畑高校の教諭と生徒達と地元の関心の高さが伺えました。
 そして予定通り記念講演に移り、初めに環境省盛岡自然保護官事務所の自然保護官である二神紀彦さんが「北山崎シロバナシャクナゲ保全への取り組み」という題で講演されました。しかも大会プログラムにしっかりとした資料が載せられ、自らが分布調査してわかったことを詳細に話されました。もちろん専門家ですからその調査も時間をかけてなされたようで、このような地道な取り組みが大切なことを痛感しました。今回の展示品で目を引いたのが、シャクナゲで作られた生活用具のスリコギやオタマで、昔は相当数自生していたようです。しかし、現在は著しく減少しているとはいえ、保護の必要性があるかどうかは、その現況を知らなければ判断もできません。そのための取り組みです。
 二人目は、予定していた方が都合悪くなったということで、1週間前に私にしてくれとの要請があり、急遽、引き受けることになりました。与えられた題は「ネパールヒマラヤのシャクナゲ」でしたが、地元の北山崎の自然を守る会の方々や田野畑高校の生徒さんたちも参加されると聞き、「シャクナゲのふるさと」という題名にさせていただきました。いわば、ここのシロバナシャクナゲのルーツ探しみたいなものです。筋立ては「ホントに植物は動かないんですか?」という5月の第2土日に行われた地元の山野草展示会での質問から話し始めました。写真が多いこともあり、パソコンの立ち上げが遅く、ちょっととまどいましたが、なんとか30分という与えられた時間内で話すことができました。
 その記念講演の後に、岩手県の無形文化財に指定されている「大黒神楽舞」が奉納されました。すごい熱演で、記念撮影の時にお面を取った姿を見て、この若さがなければ息が上がってしまうのではないかと思いました。参加者の記念撮影は、ビジターセンター前の斜面に並んで行いましたが、その移動の時もシャクナゲ談義は続いていました。
 つぎは、待望のツツジやシャクナゲのオークションです。別刷りになったオークションリストを片手に、山田名競り人が声を上げるたびに次々と落札されていきました。出品者は13名で、この研修会でしか手に入らないような珍品も出され、大いに盛り上がりました。そのためか、予定時間の午後4時45分をだいぶ過ぎてしまいましたが、夏至が近いこともあり、自生地の北山浜でも十分堪能することができました。今回の研修会がこの時期に設定された一つの理由は、この自生地を全国の愛好者に見てもらいたいという願いもあったようです。
 会場を「ホテル羅賀荘」にうつし、一風呂浴び、6時30分予定の懇親会が「北山崎」を歌う演歌歌手水田竜子さんの生歌があり、若干時間が遅れてしまいました。でも、新人とはいえ本物の歌手ですから、その歌い振りは見事なもので、割れるばかりの拍手がそれを物語っていました。それから、矢吹さんの挨拶と北山崎の自然を守る会への贈呈式のあとで、乾杯。あとはツツジ・シャクナゲ談義で、飲んでは語り、語っては飲みの楽しい時間でした。今回は今までなかったのですが、名簿順に座るようになっていて、上座もなにもないみんな同じ仲間という本当に気さくな雰囲気を作りだしてくれていました。同じ県とはいえ、なかなか会う機会も少ない愛好者たちですから、これも良いアイディアだと思いました。同じ趣味の仲間というのは、年齢も職業も地域も、まったく関係ありません。そのツツジやシャクナゲの話しをしていれば、ただそれだけで幸せというものです。
 懇親会終了後、自主研修があり、スライドを見る方、部屋に戻り話しを続ける方、そして、ある部屋に集まりこれからのことを話す方たち、そして夜は更けていきました。

 翌18日は、6時45分から朝食を食べ、ほとんどの方が早くすませたこともあり、予定より早く閉会式がフロント前でありました。矢吹さんから閉会の挨拶があり、来年の宮城県の長老である太田道衛さんから決意表明がありました。宮城県は、この研修会の第1回目の開催県であり、長くこの研修会を支えてきた重要な方々が多くおられます。ぜひ、近隣県の方々も協力し、続けていくことが大切だと思います。
 ある方が、JRSが設立されたときから開催されている伝統ある研修会なので、その開催当時の精神を保ち続けて欲しいし、そのためなら協力もする、とおっしゃっておられました。たしかに、ツツジやシャクナゲが本当に好きだからこそ、自前でここまで来て、一晩語りあかすのです。そして、また来年の再会を誓って、長い道中を戻られるのです。それが楽しくなければ、だんだんと人が集まらなくなり、いつの間にか寂れてしまいます。ツツジやシャクナゲが好きということはもちろんですが、人と人との真摯な交流がなければ長続きしません。
 そのような意味を込めて、私の記念講演の最後に人と人との和の話しをさせていただいたのです。シャクナゲやツツジを縁として出会った人たちといつまでも仲良く楽しく交流をしたいということです。たとえば、シャクナゲやツツジの趣味がなければ、ここ田野畑村に来ることもなかったかもしれない、ここの田野畑村の人たちと話すきっかけもなかったかもしれない、何より全国から集まった多くの愛好者たちと知り合うことも楽しく語らうこともなかったに違いない、その出会いをずーっと大切にしたいということです。ここに、この研修会を創設された宮城の谷井氏、山形の松木氏、福島の遠藤氏の熱い思いがあったということを直接お伺いしたことがあります。また、東北ツツジ・シャクナゲ愛好者連絡協議会の本来の目的でもあります。今回は、その原点に立ち返ったような研修会だったのではないかと思います。
 その閉会式の後で、遊覧船から北山崎を見学する方、龍泉洞に行く方、まっすぐ自宅に帰られる方、さまざまでした。おもしろかったのは、1年後の再会を誓いながら、また遊覧船で出会ったり、さらに龍泉洞でもまた会ったり、同じ趣味の方は同じようなことを考えるものだなあ、と思いました。私たちは、翌日に五葉山に登るべく、宿泊地の碁石海岸に向かいました。そのときの記事と写真は、『作者紹介』に掲載してあります。

 では、また、来年も、東北ツツジ・シャクナゲ研修会でお会いしましょう!


北山崎のシロバナシャクナゲ

シャクナゲ製の日用品

矢吹支部長の歓迎挨拶

上机田野畑村長の来賓挨拶

鎌田主席自然保護官の挨拶

二神紀彦さんの記念講演

大黒神楽舞の奉納

オークションの様子

北山崎の自生地

北山崎の海岸線

マガクキカードカシリの自生地

北山浜の自生地

懇親会で矢吹支部長挨拶

北山崎の自然を守る会への贈呈

閉会式挨拶

太田道衛さんの決意表明

富山中部研修会への参加要請

ホテル羅賀荘を海から望む

※今回は自分で投稿させていただきました。もし、同じ東北研修会の記事でも、見方が変われば内容も違うと思いますので、お寄せいただければ掲載させていただきます。



 ぜひ皆様も、このページを最大限に活用していただきたいと思います。もし投稿者にご質問などがありましたら、私が責任をもって連絡をとって対処させていただきますので、よろしくお願いいたします。


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